アイシェアは23日、「違法配信からのダウンロード違法化」に関する意識調査の結果を発表した。調査結果によると、10代・20代の4割近くが、私的利用を目的とした違法配信サイトからのダウンロードは「違法ではない」と認識していることが明らかとなった。

同社は、ネットユーザーを対象に若者のモラルに関する意識調査を実施。同社の無料メール転送サービス「CLUB BBQ」会員を対象に、2010年3月5日~9日に実施、834件の有効回答を得た。調査対象の構成は男性64.1%、女性35.9%。年代比は10代が11.4%、20代が88.4%となっている。

2010年1月に施行された改正著作権法により、著作権侵害コンテンツの配信サイトなどにおいて、違法性を認識してダウンロードする行為が違法と定められた。本調査結果によると、"ダウンロード違法化"について「知っている」と回答したのは60.1%。39.9%は「知らない」と回答。10代では54.7%と半数以上が、改正著作権法について認識していないことが分った。また、個人で楽しむことを目的とした場合の違法配信サイトからのダウンロードについて、37.2%が「違法ではないと思う」と回答。3割以上の若者が、"ダウンロード違法化"を正しく認識していない実態が浮き彫りとなった。