米Appleがオンライン文書共有サービス「iWork.com (beta)」に公開機能を追加した。またモバイルデバイス(iPad/ iPhone/ iPod touch)向けのインターフェイスを刷新した。

これまでiWork.comでのドキュメント共有は電子メールを通じて招待したグループに限られた。最新版の共有設定に追加された「Public(公開)」にチェックを入れると、不特定多数との共有が可能になる。「Show Public URL」をクリックして公開用URLを取得し、これを電子メールやWebサイトなどで通知すると、URLを知ったすべての人が自由にドキュメントを閲覧できる。従来の共有同様にドキュメントは高解像度で表示されるが、公開アクセスではコメントやメモを書き加えられない。管理者が「Public」のチェックを外すと、ドキュメントの公開が中止される。

iPad/ iPhone/ iPod touch向けの新インターフェイスでは、サインイン画面が新しくなり、ドキュメント共有ページがタッチ操作に最適化されて、モバイルデバイスで素早くドキュメントにアクセスできるようになった。

1月27日(米国時間)iPadの発表ではiWork.comとの連係が明らかにされなかったが、16日(同)のiWork.com Newsによると、iPad版iWorkをインストールしたiPadではiWork.comからドキュメントをダウンロードして、その内容を編集できる。