Mozillaは10日(米国時間)、現在同プロジェクトが利用しているMozilla Public License (MPL) v1.1の改訂計画について発表した。10年近く利用されてきたMPL v1.1をより最新事情に則したモダンな文言に変更して利用しやすくするのが目的で、大きなポリシー変更等の予定はないという。またこれにともない、ユーザーから多くの意見も募集したいとしており、MPLへのコメントページのほか、今回のMPL変更に関するメーリングリストも準備している。

MozillaではMPLの改訂でポリシーの大きな変更はないとしているものの、その変更内容の大小に関わらず次のバージョン番号は「2.0」になるとしている。発表同日ではないものの、近々アルファ版のドラフトを公開する予定で、必要な審査プロセスを経てベータ版、RC版をリリースし、最終的に2010年末までにプロセス完了を目指しているようだ。詳しくはFAQ活動内容(Scope)を参照してほしい。