JPCERT/CC(一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター)は3日、電子メールを使ったウイルスや迷惑メールなどメールを使った攻撃から、個人が身を守るための術として主要メールソフトの最小限知っておきたい設定や確認事項をWebサイト上で公開した。

JPCERT/CCでは、近年では従来の無差別型の迷惑メールのみならず、特定少数を標的とした標的型メール攻撃の存在を指摘。企業情報や個人のWeb、ブログなどから特定、固有の情報を入手し、知り得た情報をもとに企業など特定の組織へメールを送信し、社内文書などを入手するなどの問題が危惧されているとする。

また、PKIやPKGといった電子署名を利用する方法は導入の難しさから敬遠される傾向にあり、このような中で個々のユーザーが「何に注意して」、「どのように設定すればよいのか」を知ることが重要であるとする。現在、Webサイトで公開されているメールソフトは、

  • Apple Mail.app
  • Becky! Internet Mail
  • Microsoft Outlook Express
  • Microsoft Outlook 2003
  • Microsoft Outlook 2007
  • Microsoft Windows Live Mail
  • Mozilla Thunderbird

となり、各メールソフトにおけるセキュリティ上知っておきたい操作方法などが掲載されている。