Belfiore氏はこの日、「People hub」「Picture hub」「Office hub」「Music and Video hub」「Game hub」の5種類を紹介した。
「Picture hub」では、携帯電話に格納されている写真だけではなく、Facebookなどのソーシャルネットワークサービス上でアップロードされた写真にもアクセスできる。同社のほかの製品・サービスとの統合も進めており、「Office hub」では携帯電話、PC、SharePointとの同期が可能、「OneNote」にもアクセスできる。「Outlook Mobile」のエクスペリエンスも改善した。
「Music and Video hub」ではZune、サードパーティサービス、ビルトインのFMラジオを管理できる。「Game hub」ではXbox Liveとの統合により、オンラインゲームのプレイ、ゲーム関連のソーシャルネットワークの管理などが可能となる。Microsoftによると、今回紹介した5つ以外に「Marketplace」のハブもあり、合計6種類だという。
Microsoftでは、Windows Phone 7 Seriesにあわせて、「最新のリッチな開発ツール」の提供を計画しているという。これについては、3月に開催する自社イベント「MIX 2010」で詳細を発表するとのことだ。
このほか、Windows Phone 7 Seriesで協業中のハードウェアベンダーとして、韓国Samsung、韓国LG、英Sony Ericsson、台湾HTC、米Dell、米Hewlett-Packardなどのロゴが表示された。オペレータでは、AT&T、Spring、Vodafone、Orange、T-Mobileなどのロゴが表示され、中でもAT&TとOrangeの2社と緊密に協業しているとした。
Ballmer氏によると、最新OSではこれまで以上にユーザーインターフェイスに責任を持ち、エンドユーザーエクスペリエンスを確実にするという。それにあたって、ハードウェアベンダーのハードウェア要件をこれまでより高くする方針だ。また、紹介した機能は基本的なものであり、開発者とオペレータがこの上に機能を追加し、ユーザーエクスペリエンスをさらに改善できるとも述べている。