三洋電機は15日、ハイビジョンムービーと写真撮影ができるデジタルムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」から、小型・軽量・スリムボディーの新モデル「DMX-CS1」を2月19日から発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は4万円前後。

「DMX-CS1」カラーはシルバー、ピンク、グリーンの3色を展開

同製品は、従来モデルよりもさらに小型化を進めるために開発されたスリムレンズと薄型センサーモジュールを搭載し、携帯性に優れた小型・軽量・スリムボディーを実現。体積は約126cc、重さは約142g、厚さは約27mmとなっている。

また、1280×720画素のハイビジョンサイズでMPEG-4 AVC / H.246形式の動画撮影が可能。同フォーマットはWindows 7で標準サポートされ、Windows Media Playerでのダイレクト再生が行える。また、Windows 7の周辺機器管理機能「デバイスステージ」にも対応し、パソコン上での取り扱いが快適になっている。

シーンに応じて音声をクリアに記録できる「サウンドズーム」機能も搭載。同機能では、周囲の音声を広く拾う「ワイドモード」、正面の音を強調して録音する「ガンマイクモード」、映像のズーム情報に合わせて指向性や集音方法を自動で変更する「ズーム連動モード」の3モードを使い分けることができる。

液晶パネルを開いた状態

このほか主な仕様として、9倍光学ズームレンズを搭載し、焦点距離は静止画撮影で38~342mm(35mm換算)、動画撮影で38~380mm(35mm換算)。有効画素数は静止画撮影で約330万画素、ハイビジョン動画撮影で約280万画素となっており、撮像素子には有効画素数340万の1/5型CMOSセンサーを採用。記録メディアは約50MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。本体サイズは62.5(W)mm×123.5(H)mm×26.8(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重さは159g。