ソニーは14日、コンパクトで気軽にフルHD動画が撮影できるデジタルビデオカメラの新ブランド「bloggie」シリーズの新製品2機種を発表した。米国で開催された「International CES 2010」の会場で発表されたもので、国内での正式発表となる。価格はいずれもオープンプライス。発売はいずれも2月5日で、実売想定価格はCM5が3万円前後、PM5Kは27,000円前後。
bloggieは、「モバイルHDスナップカメラ」という名称が付けられており、若者や女性、ブロガーの若い世代を対象に、日常的に動画を撮影し、YouTubeやニコニコ動画での動画共有などをするユーザー層を想定している。本体にUSB端子を内蔵し、すぐにPCに接続し、動画を取り込んでアップロードするという用途が想定されている。
「MHS-CM5」は、縦持ちの「TG5V」に似た外観で、液晶を開いて利用する。光学5倍ズームレンズを搭載し、HDMI接続で簡単にフルHD動画をテレビで楽しめる。主なスペックは1/2.5インチ500万画素CMOSセンサーを搭載し、1920×1080(30p)、1280×720(30p/60p)、640×480(30p)の記録が可能。記録フォーマットはMP4で、4GBにフルHDで40分撮影できる。液晶は2.5インチ・23万画素。
「MHS-PM5K」は、縦型の本体の上部に回転式の単焦点レンズを搭載し、自分撮りも容易に行える。背面には2.4インチ・23万画素液晶を搭載し、携帯感覚のインタフェースで操作できる。撮像素子は1/2.5インチ500万画素CMOSセンサーで、ズームは4倍のデジタルズームのみ。記録解像度、記録時間、フォーマットなどはCM5と同等で、4GBのメモリースティックDuoを搭載する。いずれのモデルも、メモリースティックDuo/SD/SDHCカードに対応する。
PM5Kには、360度の範囲を一度に撮影できる360ビデオレンズがオプションとして用意される。撮影された画像はドーナッツ型で、それをPCに取り込み、それをパノラマ動画として変換、再生できる。