ソフトバンクモバイルは29日、「S-1バトル」12月の月間チャンピオンの発表と表彰式を汐留本社で行った。今年最後となるS-1バトルは、182本の応募作品の中から4作品が決勝ステージに進出。最終的に、陣内智則のCG映像を取り入れた一人コント作品「ボーリング」が月間チャンピオンに輝いた。

今年、色々とお茶の間を賑わした陣内智則。囲み取材では、レポーターからあの話題をふられる一幕も

決勝ステージの得票順位は、2位がCOWCOW多田の「イライラさせる女」、3位がトータルテンボスの「今月のいたずら」、4位が中川家 礼二の「オクマンX~挑戦者たち~」だった。8月の月間チャンピオンに輝いた相方の山田與志に続きたかったCOWCOW多田だが、今回は惜しくも2位に終わった。トータルテンボスは過去に2回、栄冠に輝いており、ここ最近は決勝ステージの常連になっている。中川家はコンビの作品が11月の月間チャンピオンに選ばれたが、今回は礼二がピンで挑んだ作品が決勝まで残った。なお、今回の投票総数は85万5,796票だった。

表彰式では、ソフトバンクモバイル マーケティング本部副本部長の蓮実一隆氏より月間チャンピオンの発表が行われ、陣内智則が壇上に登場。表彰式に先立ち、会場のモニターには受賞作品のダイジェストが流された。

今回の受賞作はボーリング場でロケを行い、それをCG映像で加工したもの。S-1バトル用の作品ということで、ケータイでも見やすい、分かりやすいものに仕上げたという。ガーターで流しそうめんをする姿などがモニターに写されると、会場から大きな笑い声が起こった

表彰式では蓮実副本部長から月間チャンピオンのトロフィーと賞金1,000万円のパネル、「しゃべるお父さんBIGストラップ 2」が贈られた。

お父さんストラップに「しっぽを触るな」と言われる陣内

「カメラの前でスーツを着て取材を受けるのは離婚会見以来で、恐怖が蘇ってきた」とコメントしてまず笑いをとった陣内は、続けて「2009年暮れに、やっと良いことがありました」としみじみ語った。司会から「改めて、今年1年を振り返ると」と問われると、質問にかぶせ気味で「振り返りますか? 」と過剰に反応し、「3月、4月と記憶ないんですよね」と笑顔で答え、会場の笑いを誘った。

賞金1,000万円の使い道は、「まずスタッフの皆さんに。あと今年、本当にお世話になった方に。具体的には両親とかに……。涙が出そうになるんですけど、温泉とかに連れていければと思っています。あとは、過去に家具とか色々買ったので、その補填にしようかと」とコメント。また、同期のケンドーコバヤシや中川家との勝負になる3月の年間チャンピオン大会に向けた意気込みを聞かれると、「(賞金の)1億円をとって、ようやく傷がマイナス4くらいになるので、ここまできたら本気でやります」と答えるなど、離婚の話題を自虐ネタとして散りばめ、会場には笑いが絶えなかった。

来年は、自身の干支の寅年。ブログに挑戦したり、新しい作品を作っていったりしたいと意欲的に活動することを宣言した。最後に、「2010年は、これまで失ったものをひとつひとつ取り戻していきますので、よろしくお願いします」と締めくくった。