ケンウッドは19日、デジタルオーディオプレーヤー「Media Keg」シリーズの新モデル「MG-F516」(16GBモデル)「MG-F508」(8GBモデル)「MG-F504」(4GBモデル)を発表した。12月上旬の発売を予定しており、価格はオープン。市場価格は、MG-F516が1万8,000円前後、MG-F508が1万5,000円前後、MG-F504が1万3,000円前後と予想される。

メモリー容量が増やされ、高級感もアップしたMedia Kegシリーズの新モデル。カラーは、シルバー/ブラック/ピンクの3色が用意される(16GBモデルのみブラックとシルバーの2色)

MG-F516/508/504は、2008年9月に発表された「MG-E504/502」の後継モデル。MediaKegシリーズというと、制振構造の2重筐体や高音質技術などを採用するHDDタイプが有名だが(現在、すでにHDDタイプは現行ラインナップから外れているが)、MG-F516/508/504は、それらの技術は搭載されていない、比較的オーソドックスなメモリータイプのプレーヤー。ただし、前モデルと同様に、microSDカードスロットを搭載しており、メモリー容量を簡単に増やすことが可能という特徴を持っている。

前モデルからの変更点は、大きく4点ある。まずはメモリー容量の拡大。従来は4GB/2GBだったメモリー容量は、新モデルでは16GB/8GB/4GBとなっており、より多くの楽曲を持ち歩けるようになった。次にディスプレイの変更。従来モデルに搭載されていたディスプレイは1.5型の有機ELタイプだったが、新モデルでは2.0型のTFTカラー液晶に変更されている。3点目が楽曲管理ソフト「BeatJam」の添付(Media Kegシリーズは、USBマスストレージクラスに対応したデバイスなので、基本的には、PCからのファイル転送はドラッグアンドドロップでそのまま行うことが可能)。最後がボディ素材の変更。従来機では、ボディにはプラスチックが採用されていたのだが、新モデルでは、これをアルミパネルに変更。制振性能を向上させるとともに、デザイン面でも、高級感を高めている。

本体サイズは、46.5(W)×98(H)×13(D)mmと、従来モデルの41(W)×92.5(H)×11.8(D)mmよりも一回り大きい。また、質量も従来の43gから、新モデルでは62gへと増えている。ヘッドホンは、従来同様、カナル型タイプのものが付属する。