これまで、インターネットの検索といえば、有名な検索サイトのエンジンを利用することがもっぱらであった。しかし、Windows 7には、検索フェデレーション(Search Federation、一時期「検索統合」とも呼ばれたこともある)。ちょっと耳慣れない言葉かもしれないが、Windows 7の新機能の1つといってもよい。本稿では、検索フェデレーションの紹介をする。

Windows 7ソフトウェアレビュー - アクセサリのワードパッド/ペイント編
Windows 7ソフトウェアレビュー - Windows Media Player 12編
Windows 7ソフトウェアレビュー - 大きく進化した電卓編
Windows 7ソフトウェアレビュー - 上級者にも魅力的になったバックアップとデフラグ編
Windows 7ソフトウェアレビュー - 拡大鏡/スクリーンキーボード/付箋編
Windows 7ソフトウェアレビュー - アクセサリの数式入力パネルで楽々数式入力編
Windows 7ソフトウェアレビュー - PCを快適に! パフォーマンスモニター編
Windows 7ソフトウェアレビュー - 標準搭載されたWindows PowerShell編
Windows 7ソフトウェアレビュー - 操作手順を記録! 問題ステップ記録ツール編

検索コネクタを入手する

検索フェデレーションは、「OpenSearch」という検索結果の発行に関する仕様に基づくものである(Amazon.comの子会社A9によって開発された)。いくつかの基盤技術があるが、Windows 7で検索フェデレーションを使うためには、検索コネクタが必要になる。検索コネクタは、XMLベースで記述されたファイルで、拡張子が.osdx(OpenSearch Description Documents)となっている。まずは、マイクロソフトのMSDNのサイトを表示してみよう(ご存知と思うが、膨大な技術資料がある)。

図1 マイクロソフトのMSDNのWebサイト

ここで、トップページならばBingを使った検索、もしくは[サポート]にある検索機能を使う(図2)。

図2 [サポート]から検索

とりあえず、検索する用語はなんでもよい。検索結果がなにかしら、表示されるはずだ。ここで、画面の右上にある「Search MSDN from Windows」を選択する(図3、ここではマウスポインタをフォーカスしているので、オレンジ色になっている)。

図3 「Search MSDN from Windows」を選択する

すると、検索コネクタのダウンロードが開始される(図4)。

図4 検索コネクタのダウンロード

ファイル名などは、そのままで保存しよう(図5)。

図5 ファイルの保存

検索コネクタを組み込みは、非常に簡単である。ダブルクリックするだけである。

図6 ダウンロードした検索コネクタ

途中、確認のダイアログが表示されるので、[追加]をクリックする(図7)。

図7 [追加]をクリック

以上で、エクスプローラーのお気に入りに、検索コネクタの対象である「MSDN」が追加される(図8)。

図8 お気に入りに「MSDN」が追加