ケンウッドは10日、1DINタイプのセンターユニット「U353」「E252」を発表した。発売日は12月上旬を予定している。価格は、U353が1万7,850円で、E252が1万4,175円。

フロントパネルにUSBポートを装備する「U353」。フロントパネルをシルバーとした「U353S」も同時発売される

U353/E252は、センターユニットとしては、最も販売台数の多いゾーンとなるエントリークラスのモデル。両モデルとも、CDチューナーアンプの性能に関してはほぼ共通で、定格出力30W×4のパワーアンプに、MP3/WMAなどの再生機能を持つCDプレーヤーという構成(U353のみAACファイルの再生に対応する)。

2機種の大きな違いは、フロントパネルに装備された外部入力が、E252ではアナログのAUX端子、U353は、それに加えてUSBポートとなっている点。また、U353では、別売の専用ケーブル「KCA-iP101」(2,100円)を使用することで、iPod/iPhoneのデジタル接続も可能になる。

アナログ入力のみに対応する「E252」。こちらも、フロントパネルをシルバーとした「E252S」が同時発売される

U353では、フロントパネルのUSBポートにデジタルオーディオプレーヤー/USBデバイスなどを接続可能だが、接続するだけでなく、曲の検索が可能な「Music Editor Lite」が搭載されている。また、従来モデルでは、USBデバイスでは、フォルダのアップ/ダウンといった操作のみが可能だったのだが、別売のリモコンを使用すれば、USBデバイス内をブラウズして、ダイレクトにフォルダやファイルを選択することも可能となった。これらの機能は、ミドルクラス以上のモデルには、従来より採用されていたものだが、エントリークラスのモデルとしては初採用となる。