バッファローコクヨサプライは2日、アンプ&スピーカーシステム「BSSP10」を発表した。発売は11月上旬を予定している。価格は1万700円(税抜)。

BBEパワーアンプにコンパクトなスピーカーを組み合わせた「BSSP10」。同社によると、11月11日ぐらいには店頭に並ぶとのことだ

BSSP10は、BBEテクノロジーを搭載したパワーアンプに、コンパクトなスピーカーを組み合わせた製品。採用されている技術は、BBEテクノロジーと「Mach3Bass」。BBEテクノロジーは、高調波の遅れを補正することで、高調波が、基本波よりも速くリスナーの耳に届くようにするという技術。また、同時に高域と低域のブーストも行われ、より自然でクリアなサウンドを実現する。また、Mach3Bassは、中高域に影響を与えずに、特定の周波数帯域(低域)だけをブーストするという技術。

BSSP10のアンプ部分では、BBE/Mach3Bassのそれぞれをオン/オフするだけでなく、高音域のブースト量の切り替え(+6dB/+9dB)、BBEによる低音域のブースト量の切り替え(+2.5dB/+5.5dB)、Mach3Bassのブーストする周波数の調整(40Hz~80Hz)、Mach3Bassのブースト量の調整(0~+14dB)といったコントロールも可能となっている。なお、圧縮音楽の高音域の補完などは行われないのだが、高域を進めると同時にブーストすることで、クリアな再生が可能になる。入力端子は、RCAピンジャック1系統。iPodやポータブルプレーヤーなどを接続するためのケーブル(RCAピン→ステレオミニプラグ)も付属する。フロントパネルにはヘッドホン端子も装備されるが、3.5mmのステレオミニジャックではなく、6.3mmのステレオ標準ジャックとなっている。Dual BTL ClassDチップが採用されており、出力は10W×2。アンプ部分のサイズは、150(W)×40(H)×150(D)mm。質量は約442g。

スピーカーは、66mm径のフルレンジユニットを木製のキャビネットに納めたもの。サイズは80(W)×123(H)×130(D)mmで、質量は約328g。スピーカーケーブルはスピーカー側は直出しとなっているが(長さ150cm)、アンプ側はバネ式のターミナルとなっており、付属以外のスピーカーを接続することも可能だ。