凸版印刷とトッパン・フォームズは、UHF帯ICタグを活用した文書保管箱管理システムを開発し、10月1日より販売を開始すると発表した。

専用UHF 帯IC タグを取り付けた文書保管箱

このシステムは、トッパンフォームズが開発した文書管理ソフト「Easy Checkout」 の棚卸機能についてのノウハウをもとに、凸版印刷が開発したもので、文書保管箱の管理に必要なUHF帯ICタグが添付された文書箱や専用ラック、機器、ソフトウェア、 サポート機能を網羅したオールインワンパッケージ。

システムの導入により、1拠点につき1台のリーダライタを導入するだけで、1 分間におよそ600箱分のICタグを読み取ることができる。

テイソウの千葉県八街1 号倉庫にテスト導入した文書保管箱管理システム

また、通信可能距離は2-3メートルのUHF帯IC タグを使用しているため、目視やバーコード管理の際に必要だった作業用通路を削減し、保管スペースを拡大できるという。 このシステムは、トランクルーム事業のテイソウに業界で初めて導入され、10月1日に完成するテイソウの千葉県八街2号倉庫にて運用が開始される予定だという。

販売価格は、ソフトウェアライセンス1 拠点分、UHF帯リーダライタ(ハンディ型、据置型)各1台、文書保管箱管理専用UHF帯ICタグサンプル500枚が含まれた基本パッケージ一式が480万円となっている。