電通は、ヤッパとの提携により、電子雑誌の専門販売事業「MAGASTORE」(マガストア)を今夏より開始すると発表した。その第1弾として、iPhoneアプリ用サービスを展開する。現在20以上の出版社から雑誌約30誌の販売が決定、年内には30社50誌以上に拡大する。スマートフォンや各携帯キャリア、PC、ゲーム端末への展開も予定している。
ユーザーは、MAGASTOREアプリをダウンロードすることで、同アプリから雑誌を購入・閲覧可能となる。購入した雑誌は、アプリ内の「MyShelf」に何冊でも保存可能。MAGASTOREアプリの価格は115円(無料版も配布)、雑誌コンテンツは115円から600円程度の予定(販売価格は雑誌により異なる)。
MAGASTOREは、事業主体として電通が全体運営、サービス企画、販売、広告開発を行い、ヤッパはサービス企画、ビューアー開発、アプリケーション、システム開発を行う。参加出版社は、朝日新聞出版、アシェット婦人画報社、ALBA、枻出版社、幻冬舎、講談社、ゴルフダイジェスト社、コンデナスト・ジャパン、三栄書房、小学館、主婦と生活社、主婦の友社、新潮社、世界文化社、ソニー・マガジンズ、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、トランスワールドジャパン、ネコ・パブリッシング、阪急コミュニケーションズ、扶桑社、プレジデント社、料理通信社(50音順、8日時点)。
また出版社向けには、電子雑誌販売をするために必要となるビューワー開発/データ変換/データ配信/決済/収益管理など、電子雑誌販売に関連する機能を提供。コンテンツの権利情報を管理する「許諾コード方式」によるコンテンツID管理を行うことで、権利管理の煩雑な作業を軽減させるとしている。「許諾コード方式」は、電通が1997年に考案した方式で、国際電機技術標準化会議(IEC)で2008年6月に標準化されている技術規格(IEC62227)。権利許諾情報を数値コード化することにより、携帯電話/携帯端末/TV/STB/PCなどの様々な機器でデジタルコンテンツを利用できるようにしている。
一方広告主向けには、雑誌コンテンツの特性と、モバイル広告のテクノロジーを活用した新しい広告ソリューションを提供するという。