デノンは15日、プリメインアンプ「PMA-2000SE」とSACDプレーヤー「DCD-1650SE」を発表した。発売は7月下旬で、価格は、共に17万8,500円。

ユーザビリティをアップしつつ更なる高音質かを追求した第6世代の「PMA-2000SE」

Advanced AL32 Processorや新開発のメカニズムなどを搭載する「DCD-1650SE」

PMA-2000SEは、ミドルハイクラスの定番モデル2000シリーズの第6世代となるモデル。新モデルは、基本構成こそ出力回路にUHC-MOSシングルプッシュプル回路を採用するなど、従来機PMA-2000AEを踏襲しているが、筐体の奥行きを50mmほど短縮。短くなった奥行きに合わせて、内部の基本レイアウト、剛性の確保など設計を一からやり直しており、従来機とはまったく別のモデルとなっている。また、リモコンも採用。ボリュームはモータードライブタイプとなった。ボリュームは2.7型の大径のものを採用する。これはモータードライブ化によるノイズへの対策のためだとのことだ。なお、付属のリモコンは、同社のCDプレーヤーも操作可能だ。

同時発表されたSACDプレーヤーDCD-1650SEも、従来機種から大きく変更されている。まずは、新メカニズムの採用。DCD-1650SEのために新開発されたメカニズムは、同社のフラッグシップモデル「DCD-SX」と同様の設計思想に基づくものだ。また、従来モデルでは、16bitのPCM信号をハイビット/ハイサンプリング化しPCM信号の量子化ひずみを低減する「Advanced AL24 Processor」を搭載していたが、DCD-1650SEでは、これをDCD-SXにも採用している「Advanced AL32 Processor」に変更。より、情報量がアップしている。さらに、S/PDIF(光/同軸)の入力端子も装備。DACとしても利用可能だ。また、ここから入力されたPCM信号に対しても、Advanced AL32 Processorが効果を発揮する。

使い勝手の面では、USBからの入力をサポート。マスストレージデバイスと、iPodからのデジタル入力に対応している。

PMA-2000SEのおもな仕様
定格出力 80W×2(8Ω、20Hz-20kHz、T.H.D.0.7%)
実用最大出力 160W×2(4Ω、1kHz、T.H.D.0.7%)
周波数特性 5Hz-100kHz(0--3dB)
消費電力 275W(待機時0.3W以下)
サイズ 434(W)×181(H)×435(D)mm
質量 24kg