NECは2日、Netbook「LaVie Light」を一新した。約16GB SSDと約160GB HDDの両方を搭載した「BL350/TA」3モデル、約160GB HDDの「BL300/TA」3モデル、「BL300/TA」にOffice Personal 2007をプリインストールした「BL310/TD」3モデル、旧モデルの筐体に約16GB SSDを搭載した「BL100/TA」1モデルの、計4機種10モデルをラインアップ。
価格はオープンプライスだが、実売価格は「BL350/TA」と「BL310/TD」が70,000円前後、「BL300/TA」が60,000円前後、「BL100/TA」は50,000円前後。4日に発売する。
「BL350/TA」「BL310/TD」「BL300/TA」の上位3モデルは、ユーザーの要望に合わせ、持ち運びやすい最薄部27.5mmのスタイリッシュな薄型デザインを採用。光沢感のある塗装を使用し、「パールレッド」「フラットホワイト」「パールブラック」の3色を用意している。1,024×600表示対応の10.1型ワイド液晶(LEDバックライト)を搭載する他、ネットワーク機能として無線LANはIEEE802.11b/g/n対応無線LANを採用。また、Bluetooth Ver.2.1+EDR準拠(class2)に対応している。
その他、有効画素数131万画素の内蔵Webカメラで撮影した画像を3ステップでYouTubeへアップロードできる「YouCam for NEC」、オフラインとオンラインの辞書を同時に利用できる「デ辞蔵PC」、パワーオフUSB電源、使いやすいソフトへアクセスしやすくする「LaVie Lightメニュ」などの便利な機能を搭載。光ディスクドライブがなくても購入時の状態に戻せるように再セットアップデータをSSDもしくはHDDに内蔵している。
最上位モデル「BL350/TA」は、約16GB SSDと約160GB HDDを搭載しているが、SSDをCドライブ、HDDをDドライブに設定。OSとアプリケーションをSSDに格納することで、OSの起動時間を約12%、アプリケーションの起動時間を約40%短縮している。バッテリは、「BL310/TD」「BL300/TA」は3セルだが、「BL350/TA」は6セルの大容量バッテリパックを標準装備することで、バッテリ駆動時間が約7.4時間と長時間駆動を実現している。
新デザインの「BL310/TD」と旧筐体の「BL100/TA」を比較。厚さの差は歴然 |
「BL310/TD」と「BL100/TA」裏面を比較。旧筐体ではどのカラーリングでも裏が黒かったが、新デザインでは天板の色にあわせている |
ディスプレイ一体型の新コンパクトPC「VALUESTAR E」
11日発売予定の、ディスプレイ一体型の新コンパクトPC「VALUESTAR E」も公開された。価格はオープンプライスで、実売価格は150,000円前後。
VALUESTAR Eは、地上デジタル放送に対応したアンテナ端子を持ち、1台でPC、液晶テレビ、レコーダーの3役をこなす。ディスプレイは18.5型ワイド(1,366×768)。0~9度までチルト可能なため、見やすい角度に調節できる他、最大傾斜時でも奥行きは約156mmと傾けない状態と変わらないなど省スペース設計になっている。
搭載HDDは約500GBで、長時間モードの場合ハイビジョン解像度のまま最長約125時間の録画が可能。USB接続の外付けHDDへの番組録画にも対応し、約1TB HDDの場合ハイビジョン解像度のまま約260時間分の録画が行える。録画した番組を好きなシーンだけをカットして編集できる機能や、新しく始まるドラマやアニメ番組を見逃さないように初回放送を自動的に録画する「新番組おまかせ録画」など、AV機能も充実している。
この他画像入りメモリーカードを挿すだけでデジタルフォトフレームのようなスライドショーが楽しめる「ぱっと観スライドショー」、携帯電話などへの充電に便利な「パワーオフUSB充電機能」、消費電力がボタンひとつで抑えられる「ECOボタン」など、便利な機能を搭載している。