Firefox系ブラウザにおけるアドオンのあり方を劇的に変える? 新技術「Jetpack」

Mozilla Labsは20日 (米国時間)、Firefoxのアドオン管理を助ける開発者向けの新プロジェクト「Jetpack」を発表した。Jetpackの開発動向次第では、Firefox系ブラウザにおけるアドオンの管理やインストールに要する作業量が、大幅に削減される可能性がある。

公式ブログに同日付けで掲載された記事によれば、Jetpackは拡張機能 (アドオン) の開発を助けるためのAPIであり、アドオンのインストールを効率化するという。従来アドオンを追加するときは、Firefoxを再起動しなければならなかったが、Jetpack導入後はその必要がないとのこと。あわせてブログ上で公開されたムービーには、所定のURLにアクセスしてボタンをクリックするだけでアドオンのインストールが完了するデモが映されている。

今回公開されたJetpack APIは、ステータスバーやタブ、スクリプトのサポートなど基本機能を装備。さらにTwitterなどサードパーティー製ライブラリや、JavaScriptライブラリとしてjQueryがサポートされている。開発環境にはBespinを利用できるほか、Firebugによるデバッグも可能。ただし最初期のバージョン (v0.1) であることから、動作に不安定さが残ることを開発メンバーは警告している。