レコーディング・ソフトウェア「Record」のパッケージ画像

「Reason」や「ReCycle」などの開発元として広く知られるPropellerhead Softwareは、従来までの「DAW」と呼ばれる録音ソフトウェアと一線を画すレコーディング・ソフトウェア「Record」を発表した。なお、現在はReasonユーザー向けにベータテストも実施されている。

同製品は、コンピュータの中であたかも実際のスタジオと同じ機材を利用している感覚で、レコーディングを行うことができる次世代型のアプリケーション。ライブやリアルタイム・レコーディングなどで威力を発揮する簡単操作の高音質レコーディング・ラックに加え、世界中でギタリストに愛用されているLine 6「POD」や、音源モジュール「ID8」、SSL 9000 Kシリーズを忠実に再現したフル・オートメーション対応のレコーディング・ミキサーなどを装備する。これらにより、妥協のないサウンドと最高峰のレコーディング環境を実現している。また同社の「Reason」とのインテグレーションにより、さらなる機能拡張も行うことができるという。本製品は2009年秋頃のリリースが予定されており、日本国内での発売時期/価格などの詳細は未定。

同製品は、ミュージシャンのイマジネーションを加速する直感的なユーザーインタフェースを採用。テープ・デッキのような感覚で扱える無制限のレコーディング・ラックは、シンプルな操作性でだれでも簡単に高品位なレコーディングが可能だ

Reasonを同時にインストールすることで、Recordの強力かつ魅力的な新機能とReasonデバイスを完全に内部統合し利用することができる。両ソフト間のシームレスな連携機能は、Reason 5を彷彿とさせる

プロフェッショナルなレコーディングには欠かせない大型ミキシングコンソール「SSL 9000 K」シリーズを再現したというミキサー部。フェーダーやパンポットだけでなく、細かなチャンネルストリップ部分までもが実物さながらにレイアウトされている