オービット・ミューズテクスは、Audio Easeの新製品「Speakerphone 2」を発売する。発売日は5月12日。価格はオープンプライス。

同製品は各スピーカーの音響特性を再現するだけでなく付随する環境音までシミュレートし、完全な環境再現を施す「スピーカー&環境シミュレータ」プラグインだ。最新バージョンでは、マイク、カバー、レズリーといった新しいシミュレータを追加。また新たにLFOモジュールを追加し、プラグイン内部で各種パラメータを自動的に揺らすことも可能となっている。インパルス・レスポンス(サンプリング数)は、スピーカー400種類、マイク23種類、"カバー"(ブランケットからトランクまで)106種類、同社IRリバーブプラグイン「Altiverb」から抜粋したもの53種類などを搭載。さらに計5ギガバイトにおよぶアンビエント(環境)サンプルや、12個の様々なDSPエフェクトモジュール、500種類以上のプリセットも備える。なお、2009年に旧バージョンを購入したユーザーは無償アップグレードができ、2009年以前に購入したユーザーは、2万1,000円で有料アップグレードが行える。

Speakerphone 2では、単にスピーカーをシミュレートするだけでなく、そのスピーカーが通常どんな場所でどんな音とともに鳴っているのかといった環境までシミュレートすることが可能だ