ローランドは、4月初旬の「フランクフルトミュージックメッセ 2009」にて先行公開された、モバイル性にも優れる多機能ながらシンプルな音楽制作システム「SONAR V-STUDIO 100」を、2009年6月下旬から発売すると発表した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は7万円前後。

SONAR V-STUDIO 100では、アマチュアからプロユーザーまで幅広いユーザーから高い支持を受けるCakewalk「SONAR 8」をベースに、より直感的なユーザー・インタフェースを採用した専用DAWソフトウェア「SONAR VS」(Windowsのみ)のほか、即戦力となるVX-64 Vocal Stripなどはじめとした4種類のプラグイン・エフェクトと6種類のソフトウェア・シンセサイザーを収録した「VS Production Pack」(Windows/Mac OS X対応)が付属。

100mmタッチセンスフェーダー、5個のロータリーエンコーダー、11個のボタン/トランスポート・セクションを備え、SONARシリーズのみならずAbleton Live, 、Cubaseといった他社製ソフトウェアもサポートしたコントロールサーフェス機能、8イン(+Mix)/6アウト仕様のUSB 2.0オーディオインタフェース(ASIO/WDM/WASAPI/Core Audio対応)、デジタルミキサー機能などの音楽制作に必要な機能を小型軽量のボディに凝縮した「SONAR V-STUDIO 100 ハードウェア」は、すでに既存のDAWソフトウェアを利用中のユーザーにとっても、使う場所を選ばないフレキシブルな音楽制作システムとして大きな魅力となるだろう。

PC/MACに対応した「SONAR V-STUDIO 100 ハードウェア」は、「SONAR VS」専用のコントロール・サーフェスとしてだけでなく、他社製DAWソフトウェア(Mackie Contorlプロトコル)もサポートしており、あらゆるシーンで直感的で軽快な操作環境を実現する

「SONAR V-STUDIO 100 ハードウェア」には、最大24ビット・リニアPCMでのレコーディングに対応したSD(HC)レコーダーやメトロノーム機能も備えられており、パソコンを使用しなくてもCDクオリティを超える高音質での録音を手軽に行える