「最近閉じたタブ」の記憶数を変更する

Firefox 3が持つアドバンテージのひとつに、ひとつのウィンドウで複数のWebページを閲覧するというタブ機能があります。しかしタブを開けば開くほど、操作しにくくなり、必要なWebページを誤って閉じてしまった経験はないでしょうか。そんな場面で役立つのが履歴機能のひとつ、「最近閉じたタブ」です。

Firefox 3では、直前に閉じたタブを[履歴]メニューにある[最近閉じたタブ]に格納し、容易に参照できる仕組みを用意しました。しかし、その最大値は10項目に制限されており、それ以上のタブ情報は順番に削除されていきます。そこで、「最近閉じたタブ」の記憶数を増やし、誤って閉じたタブなどを参照しやすくしてみましょう。

この設定は「browser.sessionstore.max_tabs_undo」で管理されており、初期値は「10」となっています。この設定をお好みの数値に変更してください。ただしあまり大きな数値を入力しますと、[最近閉じた]タブに表示しきれなくなり、視認性が落ちてしまうので多くても「20」程度にとどめておくことをお勧めします(図04~06)。

図04 [履歴]メニューから[最近閉じたタブ]を開きますと、直前に閉じたタブの履歴を参照・アクセスすることができます

図05 「browser.sessionstore.max_tabs_undo」の初期値は「10」ですので、先の履歴数も10項目にとどめられています。この設定値を表示したい履歴数に変更してください

図06 画面は数値を「30」に変更したものですが、デスクトップサイズの関係も相まって、すべての履歴が表示されていません