東芝は18日、ポータブルDVDプレーヤー「ポータロウ」シリーズの新モデル「SD-P93DTW」を発表した。発売は4月下旬を予定しており、価格はオープン。市場価格は5万円前後と予想される。

ワンセグ放送のフレーム補完技術も搭載される大画面ポータブルDVDプレーヤー「SD-P93DTW」

SD-P93DTWは、9V型で800×480画素の液晶パネルを搭載したポータブルDVDプレーヤー。9V型というポータブルタイプとしては大きい画面を搭載したことで、迫力のあるDVDの映像を楽しむことが可能だ。また、180度回転するフリースタイルディスプレイを採用。視聴スタイルに合わせた設置方法を選ぶことができる。

同機のもうひとつの特徴となっているのが、ワンセグ機能だ。まずは、ワンセグ受信の際に、フレームを2倍にする補完技術「FrameSolid」の採用。局から送られてくるワンセグ放送の電波は、1秒間に15フレームと、通常のテレビ放送の半分しかない。そのため、動きの速いシーンなどでは、どうしても、残像感が目立つことになる。FrameSolidは、モルフォの開発したワンセグ放送向けのフレーム補完技術。同社の公式サイトでその効果を確認することもできる。

また、ワンセグ放送の録画機能も搭載。録画機能に関しては、2月19日に発表された「SD-P73DTW」と同様のもので、SDメモリーカード/microSDカードに録画を行う。EPGや日時指定による録画予約も可能。また、DVDを再生中であっても録画が実行される。録画した番組を同モデルで再生した場合にはFrameSolidが有効になり、動きの滑らかな映像を見ることができる。

録画した番組を保存したSD/microSDカードを、同社の販売するデジタルハイビジョンテレビ「REGZA(レグザ)」の「ZH7000」「ZH500」シリーズのワンセグ対応モデルや、一部の携帯電話などにセットすれば、より大画面、あるいは移動中に番組を見ることも可能だ。

電源は、ACアダプター、リチウムイオンバッテリーパックで、バッテリーでの駆動時間は約5時間。9V型の液晶パネルを採用したことで、幅260mm×高さ34mm×奥行き19mm、重さ1.2kgとポータブル型としてはやや大きめのサイズとなっている。