フォステクスは次世代ライブミキサ「LR16」を3月中旬に発売する。標準価格は18万9,000円。同製品はアナログ操作できる16in/4busデジタルミキサに、16トラックとステレオMixの同時録音に対応したレコーダー機能を内蔵。ライブステージ、イベント、講演などのPA作業と同時に、マルチレコーディングを行えるのが特長だ。

PA作業とマルチレコーディングが同時に行える次世代ライブミキサ「LR16」。ミキシングコントロールユニットとメインユニットを分離した様子(右)

ミキシングコントロールユニットとメインユニットは別体式。イーサケーブルで最大50mまで分離設置が行える。メインユニットに入出力とレコーダ部を格納することで、マルチケーブルを使わずに自由度の高い分離設置が可能となった。すべての入力端子にデジタルコントロールドトリムとリミッターを備え、各チャンネルには3バンドEQ、3系統AUX SEND、EFF SENDを搭載。マスターエフェクトはリバーブとディレイと搭載し、レコーディング時は16/24bitと44.1/48kHzがセレクトできる。レコーダ部は80GB HDDを内蔵し、16トラック(16bit/44.1kHz)使用時におよそ16時間の録音が可能。このHDDはFA32でフォーマットされているため、USB接続すればパソコンに直接マウントできる。この他には、USBメモリによる録音データのバックアップ、10キーを用いたメモリプレイに対応している。