三洋電機は12日、「DIPLY(ディプリ)」シリーズのラジオ録音モデルとして、ラジオ付きICレコーダー「ICR-RS110M」を発表。発売は20日で、価格はオープン。推定市場価格は、2万円前後。

ラジオ付きながら薄型コンパクトフォルムを実現した「ICR-RS110M」

ICR-RS110Mは、高感度のラジオチューナーを搭載し、ラジオの受信・録音・再生が可能なICレコーダー。曜日指定も可能な「予約録音」、ダイレクト選局ボタンなどを採用した「簡単選局」、ラジオの時報を受信し時刻のズレを修正する「時刻補正」、録音したデータの「自動ソート」、早聞き、遅聞きが音程を変えずにできる「再生速度調節」などに対応する。

また、microSDカードスロットを搭載。1GBのmicroSDカードも付属する。さらに、新開発の大口径・高感度ステレオマイクを装備。集音性の向上と背景ノイズの低減により、クリアな高音質録音を可能にしたという。また、約300Hz以下の周波数をカットし、ノイズを低減したい場合に有効な「ローカットフィルタ機能」を搭載。録音感度調整(ALC)も自動(ON)とマニュアル(OFF)に切り換えが可能となっている。

録音フォーマットは、リニアPCM形式とMP3形式に対応。リニアPCM形式では「44.1kHz、1411kbps、最高21,000Hz」、MP3形式では「44.1kHz、192kbps、最高20,000Hz」という高音質モードを搭載する(ラジオ録音はMP3形式128kbpsのみ)。最大録音時間は、1GBの場合はリニアPCM(44.1kHz)で約1時間20分、モノラルMP3(32kbps)で約66時間。ハードワイヤードアーキテクチャを駆使したLSI「DIPLY ENGINEII(ディプリエンジンツー)」を搭載することで、単3形アルカリ電池1本で約53時間30分という長時間の連続電池駆動を実現している(ステレオMP3録音時)。

電源は、単3形電池×1本(アルカリ乾電池、eneloop充電池使用可)。本体サイズ(突起部含まず)は、約49.5(W)×約113.5(H)×約18(D)mmで、重さは約92g(電池含む)。