Cakewalkブランド

CakewalkブランドからはUSB接続のMIDIインタフェースおよびオーディオインタフェースが計4種類登場。「UA-1G」はUSBケーブル一体型のオーディオインタフェース。最高24bit/96kHzに対応し、コンパクトな本体にギター/マイク入力1系統、アナログ入出力2系統、S/PDIF入出力1系統など多彩な入出力端子を装備する。録音レベル調整に便利な大型インプット・ボリュームや、ピーク・インジケータも搭載され、波形編集ソフトの「Audio Creator LE」もバンドル。3月中旬発売予定で、実売予想価格は1万2,000円前後。

「UM-1G」、「UM-2G」、「UM-3G」はUSBケーブル一体型で手軽に使えるMIDIインタフェース。UM-1Gは1in1out、UM-2Gは2in2out、UM-3Gは3in3outとなっており、各製品ともMIDI信号の入出力を視認できるLEDインジケータを搭載する。電源はUSBバスパワーで供給。各製品とも2月下旬発売予定で、実売予想価格はUM-1Gが4,300円前後、UM-2Gが5,500円前後、UM-3Gが8,000円前後。

コンパクトで入出力端子も豊富なUSBオーディオインタフェース「UA-1G」(左)、シンプルなUSB-MIDIインタフェース「UM-1G」(中)、「UM-2G」(右)

BOSSブランド

ギター/ベース関連製品のBOSSブランドから登場した「ME-70」はシンプルなインタフェースと、多彩なサウンドおよび機能を両立させたギター用マルチエフェクタ。すべてのエフェクトパラメータがノブとしてフロントパネル上にレイアウトされ、コンパクトエフェクタ感覚で操作できる。クリーンサウンドからクランチ、ハイゲインまでCOSMによるプリアンプモデリングを6タイプ搭載。エフェクトタイプを選択するだけで、実践的なエフェクトパラメータが自動設定される「EZ TONE機能」や、最大38秒のループプレイを可能とする「フレーズ・ループ機能」などを装備する。15日発売予定で、実売予想価格は3万5,000円前後。

「TU-1000」は大型の高輝度LEDメータを搭載し、どのようなシチュエーションでも高い視認性を誇る、ステージ向けギター/ベース用チューナー。外部エフェクタへの「電源供給機能」も搭載する。19日発売予定で、実売予想価格は2万8,000円前後。

「CUBE-80X」は80W出力/30cmスピーカ、そして新開発DSPチップを搭載したギターアンプ。COSMアンプモデリング10種類、独立したディレイとリバーブ、そしてコーラス/フランジャー/フェイザー/トレモロと4種類のエフェクトを搭載する。「JC CLEAN」と「LEAD」という2チャンネルを切り替えて使えるほか、アンプタイプやEQなどパラメータ設定を記憶して呼び出せる「SOLO機能」、最大40秒までのループ録音・再生が可能な「LOOPER機能」など、特徴ある機能を備える。15日発売予定で、実売予想価格は4万2,000円前後。

すべてのエフェクトパラメータをノブで調整、直感的に操作できるだけでなく、音作りを助けるEZ TONE機能も搭載したギター用マルチエフェクタ「ME-70」(左)。日中の屋外ステージでも、暗いライブハウスでも高い視認性を実現するギター/ベース用チューナー「TU-1000」(中)。COSMアンプモデリング10種類内蔵、パラメータ設定の保存・呼び出しができるSOLO機能などを備えたギターアンプ「CUBE-80X」(右)

そのほかにも、コンパクトチューナーやEDIROLブランドのインナーヘッドフォンなど、細かいものまで合わせると計26製品という大量の製品の発表となった。ローランドが強調していたのは「景気の動向は悪いが、あえて低価格戦略はとらず、ユーザーに求められる製品を作っていく」ということ。事実60万円もする「V-Piano」が登場するなど、積極的に新技術を打ち出す製品展開を図っている。これらがユーザーにどう受け入れられるのか注目したいところだ。