富士通テンは2日、タイムドメインスピーカー「TD712zMK2」「TD712zMK2-S」を発表した。発売は2月下旬。価格はTD712zMK2が34万6,500円で、TD712zMK2-Sが32万5,500円(いずれも1本の価格)。

ECLIPS TDシリーズの最上位機種「TD712zMK2」「TD712zMK2-S」。ユニット、エンクロージャーの両方が新設計されている

TD712zMK2は、同社のフラッグシップモデル「TD712z」の後継モデル。TD712zMK2がレギュラースタンドタイプで、TD712zMK2-Sがショートスタンドタイプ。スタンド込みでの高さは、従来とほとんど変わりはないが、エンクロージャー部分は縦と奥に拡大されており、容積が約20%アップしている。使用されているユニットも新設計。口径は120mmと、従来と同じだが、振動板にグラスファイバー樹脂を採用、さらにコルゲーションエッジ(一種のゴムでエッジを形成する)を採用、またマグネットやコイルの最適化になどより、磁束密度も10%アップしている。

これらにより、再生帯域が、従来の40Hz-20kHz(-10dB)から35Hz-26kHz(-10dB)へと上下ともに広がっているだけでなく、能率も83.5dB/W・mから84.0dB/W・mへとアップした。同社によると、今回のモデルチェンジで、よりハイパワーでスピード感のあるサウンドが実現しているとのことだ。

型名 TD712zMK2 TD712zMK2-S
サイズ 347(W)×989(H)×431(D)mm 347(W)×601(H)×431(D)mm
質量(1本) 25.0kg 18.0kg
使用ユニット φ12cmフルレンジ
再生周波数帯域 35Hz-26kHz(-10dB)
能率 84.0dB/W・m
許容入力(定格/最大) 35W/70W
インピーダンス
付属品 保護ネット×1
角度調整 0°-12°