話題の動画編集ソフト「LoiLoScope」はご存じ?

GPUアクセラレーションに対応したノンレンダリング動画編集ソフトとして注目を集めている『LoiLoScope』。従来の動画編集ソフトにはないスムーズな操作と、TVゲームのような柔軟な操作感覚は、独特ではあるものの、非常に手になじみやすく使いやすい。あらゆるメディアファイルを放り込んでおき、難しいことは考えずにタイムラインで切り貼り。制作した映像はYouTubeにアップできるほか、携帯電話やiPodなどのデバイス向けにも出力できる。これまで動画編集に挑戦するも挫折を繰り返してきた人には、ぜひ一度触れてほしいソフトだ。

GPUアクセラレーション対応ノンレンダリング動画編集ソフト「LoiLoScope」

そこで、「LoiLoScope」の基本操作について、開発会社LoiLoの取締役COO 杉山竜太郎氏に解説していただいた。杉山氏は、2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業への採用をきっかけに「LoiLoScope」を完成させ、同ソフトをもって2007年Microsoft Innovation Award優秀賞にも選出。2009年からは米国に拠点を置き、多方面から高評価を受ける「LoiLoScope」をグローバル展開させていく予定とのこと。動画編集ソフト好きにとって、同社の動きは見逃せないものとなりそうだ。(編集部)




動画編集? そんなの自分には高度すぎてムリ……とひいてしまうことはありませんか? 我々はそんな方に向けて『LoiLoScope(ロイロスコープ)』を開発しました。動画編集というハードルを感じさせず、動画の好きなところ選んでつなげられる――動画編集の醍醐味を手軽に楽しめるようになっています。

「LoiLoScope」で日々の記録を楽しく残す

デジタルカメラやDVカメラ、高機能ケータイ。私たちが日々利用するアイテムは、写真や動画を撮影できるものが増えました。なにげなく切り取った日常シーンが、日々たまっていきます。これらを誰かに届けたり、残しておきたい。そう思ったことはあるでしょう。

私事ですが、私は最近、自分の子どもの写真や動画を「LoiLoScope」で見ています。泣いている写真や踊っている動画を見ていると、とても愛おしい気持ちになってくるものです。写真や動画の役割は、記憶のバックアップだけではありません。こうして再生を繰り返すことで、自分の人生を客観的に見ることができ、子どもをより愛らしく感じたり、人生を美しく感じさせたりしてくれるものだと感じています。

「LoiLoScope」はそんな想いを詰め込める動画編集ソフトです。日々、蓄積されていくメディアファイルを有効利用し、その一瞬を楽しむ。好きだと思うシーンを集めて相手に届ける――そんなライフスタイルをサポートするために作りました。「LoiLoScope」は無料で使えますので(※)、ぜひたくさん触れて、さまざまな"遊び方"を考えてもらえればと思います。

※有料版の「Super LoiLoScope」ではHD動画編集が可能。価格は8,800円。

それでは次のページから「LoiLoScope」について紹介していきます。この説明と合わせて「LoiLoScope」を体験してもらえれば、流れるようにクリエイトできるようになるでしょう。なお、8ページ目では本ソフトの開発背景についても触れているので、ご興味のある方はそちらも合わせてお読みください。