文部科学省は22日、"子どもとケータイ"の問題を考える「ネット安全安心全国推進フォーラム」を、2009年1月31日に東京都千代田区で開催すると発表した。子どもが携帯電話を使うためのルールづくりをテーマに、漫画家の倉田真由美さんらが参加するパネルディスカッションなどが行われる。

「ネット安全安心全国推進フォーラム」紹介ページ画面

文部科学省とインターネット協会が事務局を務めるネット安全安心全国会議の主催。

同会議は、ネット上の違法・有害情報が関わる事件や事故に青少年が巻き込まれる状況を踏まえ、これを防ぐための取り組みの連携を目指し2007年に設立。同年11月に第1回を開催後、日本PTA全国協議会、電気通信事業者協会などを構成団体、群馬大学教授の下田博次氏らをメンバーとし、これまで計3回開かれている。

今回、子どもが携帯電話を適切に使うため、大人は何ができるのかについて考えるため、「ネット安全安心全国推進フォーラム」を開催することにした。

第1部のセッションでは、有害情報意識啓発DVD「ちょっと待って、ケータイ」事例1の「メール依存 子ども編」を上映。

さらに、東京都の大田区立大森第三中学校教諭の大山圭湖氏が、「中学生の中学生による中学生のための携帯ネット入門」作成の目的と経緯、武蔵野学院大学 客員教授の木暮祐一氏が「小中学生の携帯電話利用を大学生はどう考えているか? 」について話した上で、現役高校生、大学生らも参加してディスカッションを行う。

第2部では、「家庭での子どものケータイ利用ルールづくり」をテーマに、漫画家の倉田真由美さんやモバイル社会研究所 主任研究員の遊橋裕泰氏らが参加するパネルディスカッションが行われる。

東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎7号館(霞が関コモンゲート東館)3階講堂で2009年1月31日午後1時~午後5時に開催。Web、メール、ファクスのいずれかで申込み。申込み案内サイトは以下の通り。申込み締め切りは2009年1月23日となっている。

http://www.iajapan.org/net-forum2009/registration.htm