Appleは16日 (米国時間)、来年1月の「Macworld Conference & Expo」を最後に、同イベントから撤退する方針を発表した。さらに、恒例の基調講演はスティーブ・ジョブズCEOに代わり、フィル・シラー上級副社長が務めることも明らかにしている。
撤退の理由としてAppleは、顧客と交流する手段として展示会の果たす役割が大幅に縮小したこと、同社は毎週350万人以上もの利用がある直営の小売店を有し、世界の数百万の顧客に対し自社Webサイトから直接訴求可能なことを挙げている。Appleは、NAB (National Associations of Broadcasters) とMacworld New York、Macworld Expo/TokyoとApple Expo in Parisへの不参加を、ここ数年で決定している。
Macworld Conference & Expoは、IDG World Expoが主催するApple製品のイベント。1985年にサンフランシスコではじめて開催され、以後ニューヨークやボストン、東京でも開催されたことがある。