「Safari」で見るオンライン型RSSリーダー

手間をかけずにRSSリーダーを使ってみたいというなら、SafariのRSSリーダー機能を使うのもいい。オンライン型RSSリーダーの中には、iPhoneに最適化されたリーダーを提供しているサービスがある。

Googleリーダー』は、パソコンでGoogleリーダーを利用しているなら、iPhoneでもそのまま利用できる。フィードの管理はパソコンで行なえばいい。同じようにパソコンで利用しているRSSリーダーがそのままiPhoneにも最適化されるのが、livedoorのRSSリーダー『livedoor Reader』だ。こちらもパソコンで利用しているなら、フィードや未読管理がiPhoneにも反映される。

MODIPHI for iPhone(β)』は、パソコンや携帯電話でも利用できるオンライン型リーダーで、iPhoneに最適化された画面で登録したフィードが閲覧できる。携帯電話でもフィードを共有したいときに便利なサービスだ。

ただし、これらのオンライン型リーダーは、リーダーを提供しているサイトにアクセスする必要があるため、利用時にWi-Fiや3Gでの通信が必須になる。

Safari

Googleリーダー

標準搭載のSafariで、サイトのRSSフィードのURLにアクセスすると、簡易RSSリーダーとして利用できる。ただし、未読/既読管理が行なえず、元記事を表示して戻ると、フィードの先頭に戻ってしまうなど、リーダーとしての使い勝手は決して良くない

SafariでGoogleにアクセスし、メニューから「リーダー」を指定する。PC版Googleリーダーとデータを共有できる。スターを付けたり、メモを書き込むこともできる

livedoor Reader light

MODIPHI for iPhone(β)

livedoorでの会員登録が必要。iPhoneでもフォルダを指定し、登録しているフィードを閲覧できる。1時間以内に更新されたものなど、更新時間でフィードが閲覧できるのが特

モディファイで会員登録し、フィードを登録・管理する。パソコン版、携帯電話版、iPhone版とがあり、いずれもデータが同期されているため、さまざまな機種で重複せずに楽しめる


アプリケーション型リーダー

iPhone向けのアプリケーション型RSSリーダーは、数多くのものが配付されている。App Storeで探せば、50種類以上もある。無料のものから600円以上のものまでさまざまだ。ただし、日本語がうまく表示できないものもあるから、有料のものを購入するときはカスタマレビューなどをよく確認するといい。

アプリケーション型のRSSリーダーも、基本的には3GやWi-Fi環境で利用する。アクセス時にフィードのみを取得し、実際の記事の内容を閲覧するときにはSafariに切り替わるタイプと、ブラウザ機能を内蔵するものとがあり、内蔵ブラウザで記事が読めたほうが快適だ。

巡回するサイトのフィードは、一般的にはフィードのURLを調べて入力する。実はこれが意外と面倒なのだが、巡回するサイトがそれほど多くなければ、手軽にRSSリーダーの便利さが実感できるだろう。パソコンとは連動せず、iPhoneだけで完結すればいいなら、気に入ったアプリケーション型RSSリーダーを選べばいい。

Free RSS Reader

Daisy Feed

作者:Simon Oualid 無料 カテゴリ:ニュース iTunes

作者:David Banks 無料 カテゴリ:ニュース iTunes

早くから販売されていたRSSリーダー。リーダーとしての基本的な機能は満たしており、入門用として最初に利用してみるといい。上位版のPro RSS Reader(230円)もある

画面デザインが独特だが、カテゴリー別に分類したり、取得したフィードを保存しておき、オフラインで閲覧することもできる

Newsstand

作者:omz:software 600円 カテゴリ:ニュース iTunes

M@RSSリーダーとしては標準的なアプリだが、何といってもその操作が独特。横持ちで、画面を左右にフリップしてフィードを読んでいける。カバーフロー版RSSリーダーともいえるアプリだ


オンライン+アプリケーション型リーダー

RSSリーダーを使ってみて、その便利さがわかってきたら、Webサイトと連動するアプリケーションの導入も考えてみるといい。

たとえば、Googleリーダーと連動する『Byline』。Googleリーダーは、それ自体でRSSリーダーとしても使い勝手が良いが、残念ながらオンラインでなければ利用できない。Bylineは一度Googleリーダーにアクセスしてデータを取得すると、フィードはiPhoneにキャッシュされるため、オフラインでも記事の概要などを読むことができる。

同じように、livedoor Readerに対応するのが、『LDR touch』というアプリだ。こちらも一度フィードを取得すれば、あとはオフラインで記事の概要が読める。また、独自ブラウザも内蔵されており、元記事を読むときSafariが起動されずにLDR touchだけで記事の概要が閲覧できる。

NetNewsWire』は海外のアプリだが、「NewsGator」に会員登録(無料)することで、パソコンでフィードの管理が可能になる。パソコンで各サイトのフィードを登録し、これをiPhoneで同期して閲覧するといった感じだ。

いずれもiPhoneだけでなく、パソコンでもRSSフィードの登録や読み出しが可能で、データが同期される。自宅や会社ではパソコンで、出先ではiPhoneでといった使い方に向くアプリケーションだ。

LDR touch

Byline

NetNewsWire

作者:Katsumi Kishikawa 無料 カテゴリ:ニュース iTunes

作者:Phantom Fish 600円 カテゴリ:ニュース iTunes

作者:NewsGator Technologies, Inc. 無料 カテゴリ:ニュース iTunes

livedoorのlivedoor Readerと連動するアプリケーション。一度データを取得すれば、iPhone本体にデータが保存され、オフラインでもフィードの閲覧ができる。ピン機能もあり、気になる記事にマークを付けておくといったこともできる

Googleリーダーと連動。フィードを取得すれば、オフラインで新着やスター付き/フォルダに分類したものだけといった閲覧も可能。設定で「Wi-Fi時のみアーカイブ」を有効にすると、フィードや元記事の取得はWi-Fi通信時に制限可

NewsGatorに会員登録(無料)し、フィードはパソコンで管理。iPhoneでフィードを取得すれば、あとはオフラインでもフィードが閲覧できる