NTTドコモは5日、FOMA携帯電話の新製品「N-01A」(NEC製)を発表した。画面を回転させて3つのスタイルで操作できる「スタイルチェンジ」を採用し、タッチパネル操作に対応する。2008年11月発売予定。
スタイルチェンジでは、タッチ操作のみでワンセグ・音楽・カメラなどを楽しめる「タッチスタイル」、フルブラウザや動画再生に最適な「シェアスタイル」、メールやiモード、通話などで便利な「コミュニケーションスタイル」の3つスタイルが楽しめる。
タッチパネルは静電式で、通常の操作にはシングルタッチを使用。「クイックアルバム」機能で画像の拡大・縮小を行う際には、2本の指を開いたり閉じたりするマルチタッチ方式を採用している。
タッチスタイルでワンセグ視聴中にメールを受信すると、スタイルチェンジするだけでワンセグとメールの2画面表示に自動で切り替えることができる。またシェアスタイルでは文字入力が快適に行えるため、フルブラウザ使用時の検索がしやすくなっている。
本機種のスタイルチェンジは液晶画面を横へ回転させることで実現している。本体カメラ部付近を軸に時計回りに回転し、タッチスタイルからシェアスタイルやコミュニケーションスタイルへと移行する。なお、逆回転はできないため、左手での回転操作はやりにくいかもしれない。
画面には3.2インチのフルワイドVGA(480×854ドット)LTPS_TFT液晶を搭載。通常のメニュー画面のほか、タッチパネル専用の大きなアイコンを使用したメニューが用意される。タッチスタイルでの操作性を向上させている。
シェアスタイルではワンセグ視聴が快適に行える。しかし、視聴開始直後に表示される警告文が縦画面にしか対応せず、「スタイルを変更してください」という警告文が表示される場面もあった。
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ワンセグ視聴画面。画面が端末の丁度中央に位置するようになっている |
シェアスタイルでワンセグを起動しても、この警告画面になる。シェアスタイル時のUIについては、あと少し改良を望みたい部分だ |
ワンセグのアンテナ頭部は本体にフィットする形になっている |
カメラには、最大5人の顔検出オートフォーカスに対応した有効画素数約520万画素CMOSカメラを採用。フォーカスを優先したい人を画面上でタッチするだけでフォーカスロックできるなど、直感的な操作が可能。撮影した画像の閲覧・加工もタッチ操作で行える。
サウンド機構には「SRS TruMedia」を搭載。ステレオヘッドホンを利用することで、臨場感溢れるバーチャル5.1chサラウンドが楽しめる。また映像や音声の効果をタッチ操作で選択可能。スポーツやドラマ、映画などのシーンに合わせた設定が簡単に行える。
通信方式にはW-CDMAおよびGSMを採用し、海外で使用可能。下り最大7.2MbpsのHSDPA通信「FOMAハイスピード」に対応する。対応する主な機能やサービスは、フルブラウザ、GPS、おサイフケータイ、音楽プレーヤー、ドキュメントビューア、Music&Videoチャネル、デコメアニメなど。新サービスのiコンシェル、iウィジェット、iアプリオンラインもサポートする。
型番 | N-01A |
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寸法 | 113×50×17.6mm(最厚部約22mm) |
質量 | 約139g |
連続通話/待受時間(W-CDMA網) | 約200分/約570時間(静止時・自動) |
連続通話/待受時間(GSM網) | 約220分/約290時間(静止時・自動) |
連続テレビ電話時間 | 約90分 |
メインディスプレイ | 約3.2インチフルワイドVGA(480×854ドット)LTPS_TFT液晶(262,144色) |
サブディスプレイ | - |
外側カメラ | 有効画素数約520万画素CMOSカメラ(顔検出オートフォーカス対応) |
内側カメラ | 有効画素数約33万画素CMOSカメラ |
外部メモリ | microSDHCカード(最大8GB) |
色 | Misty Lavender / Precious White / Fine Black / Passion Pink |
(あるかでぃあ/K-MAX)