ブラウザの検索バーを強化する「Inquisitor」にFirefox版とIE版が登場

米Yahoo! は現地時間の22日、Webブラウザに検索機能を加えるアドオン「Inquisitor」の新版を公開した。オリジナルのSafari版にくわえ、Firefox 2 / 3とInternet Explorer (IE) 7 / 8に対応することで、ブラウザの検索機能強化を図る。各ブラウザに対応したアドオンは、InquisitorのWebサイトから無償ダウンロード可能。

今回リリースされたアドオンは、Firefox 2 / 3用とIE 7 / 8用の2種。Firefox用はWindowsとMac OS X、IE用はWindows XP / Vistaをそれぞれサポートする。Yahoo! が2008年5月に個人開発者から権利を買収、移植作業を進めていたもの。オリジナルのSafari版と共通の外観および操作性を備えるが、現段階ではβ版として公開されている。

Inquisitorは、Webブラウザに検索機能を追加 / 拡張するアドオンソフト。キーワードの一部を入力すると、一致する文字列を含むキーワードを候補として表示する「キーワード入力補助機能」や、履歴情報に応じた検索結果の並べ替えなどの機能を備える。検索サービスの追加やキーボードショートカットの登録など、検索に関連する操作全般のカスタマイズも可能。

IE版には独自の機能として、ローカルのブックマークを対象とした検索機能が装備されている。この機能により、数ヶ月前にブックマークとして登録したが忘れていたサイトも、ただちに発見できるという。アルゴリズムも見直され、ユーザに適した検索結果が得られるよう改良されたとのこと。