ドコモブースの外観

CEATEC JAPAN 2008のNTTドコモブースでは、「セパレートケータイ」「プロジェクターケータイ」など研究開発中のマシンの展示のほか、日産自動車やシャープと共同開発した「インテリジェントキー搭載ケータイ」やResearch In Motion製のスマートフォン「BlackBerry Bold」といった最近発表したばかりの製品も展示していた。

ブースに自動車を持ち込み「インテリジェントキー搭載ケータイ」を紹介

インテリジェントキー搭載ケータイ。ボタンを使って施錠・開錠も可能だが、通常は携帯しているだけで使用できる

NTTドコモが9月24日に発表したばかりのインテリジェントキー搭載ケータイ。来年度に投入予定のモデルだ。ブースに自動車を持ち込み、実際に動作可能な試作機を参考出展していた。通常のインテリジェントキーと同様に、携帯するだけで自動車のドアの施錠・開錠、エンジンの始動ができる。もし自動車内に忘れた場合、アラームを鳴らして知らせてくれる機能も付いている。カバンやポケットの中に入れたままで使えるため、利便性が向上する。

すでに日産自動車ではインテリジェントキーに対応した自動車を投入しているが、その各自動車にも対応可能とのこと。現状では、インテリジェントキー搭載ケータイを購入した後に、日産自動車の販売店に持参し、使用可能な設定を行うことを想定しているという。

このほか、パソコンで設定した目的地をインテリジェントキー搭載ケータイで記憶し、カーナビに転送する機能も実装予定。今後、目的地設定を携帯電話自体でもできるように開発を進めていくという。

BlackBerryの最上位モデル「BlackBerry Bold」を初公開

アプリケーションを利用することでiTunesとの連携も可能

9月29日に発表したばかりのRIMのスマートフォン「BlackBerry Blod」を参考出展した。BlackBerryの最上位機種「BlackBerry Bold」で、FOMAハイスピード(HSDPA)やWi-Fi(IEEE802.11a/b/g)、Bluetoothといったさまざまな無線通信に対応する。ディスプレイに、約2.7インチ(480×320ドット)TFT液晶、642MHzプロセッサを搭載する。このほか、GPS、約200万画素CMOSカメラ、QWERTYキーボード、トラックボール、1GBのストレージ領域を備える。