不審なプログラム(PUP)

不審なプログラム(PUP)に関しては、同じような状況で推移しているが、アドウェアがやや減少している。今月の特徴として、Generic PUPがかなり多く検出されている。Genericという名称の通り、多種の不審なプログラムが含まれるものだ。上位にGeneric PUPの複数がランクインする状況を見るに、マルウェアの一層の多様化が進んでいると推測されると報告する。

表3 2008年8月の不審なプログラムトップ10(マシン数)

順位 PUP 検知数
1 Generic PUP.d 2744
2 Generic PUP.x 1,331
3 Generic PUP.g 892
4 Exploit-MIME.gen.c 847
5 RemAdm-TightVNC 477
6 Winfixer 439
7 Adware-GAIN(アドウェア) 427
8 Generic PUP.e 393
9 Adware-Baidu(アドウェア) 391
10 Adware-SaveNow(アドウェア) 247

表4 2008年8月の不審なプログラムトップ10(ファイル数)

順位 PUP 検知数
1 Generic PUP.d 55,091
2 Exploit-MIME.gen.c 55,070
3 Generic PUP.g 20,344
4 Generic PUP.x 19,587
5 Adware-GAIN(アドウェア) 9,767
6 Winfixer 5,855
7 Adware-Alexa(アドウェア) 5,786
8 Adware-HotBar(アドウェア) 5,413
9 Generic PUP.e 3,633
10 Adware-CometCursor(アドウェア) 3,573