ダイキン工業は4日、除湿・加湿・脱臭・集塵の4機能を備えた加除湿清浄器「クリアフォース」の新モデル「MCZ65J-W」を発表した。発売は10月10日で、価格はオープン。推定市場価格は8万9,800円前後。

加湿してニオイを取りその後で除湿して水分を取る加除湿清浄器「クリアフォース」(MCZ65J-W)

同製品は、昨年10月に発売された、加除湿清浄器「MCZ659」の後継となるモデル。同社によると、加湿空気清浄器には、部屋の空気を高湿度状態にすることによって、カーテンや壁のクロスといった繊維に染み込んだニオイを放出させる効果があるとのことだ。ただし、水分と一緒に放出されたニオイは、そのままでは再び繊維などに吸着されてしまうことがある。それを防ぐために室内に放出した水分をニオイと一緒に取り除くというのが、加除湿清浄器による「水de脱臭」。取り除かれたニオイは、ストリーマ放電・光触媒によって分解される。2時間の加湿後に、2時間除湿を行うことで、壁やカーテンなどのニオイを約90%除去することが可能だ。

加湿は、ハイブリッド式で、除湿はデシカント式を採用。加湿フィルターは、7月16日に発表された加湿空気清浄器「うるおい光クリエール」(MCK75J-W)と同様の構造で、雑菌の繁殖を防ぐために、フィルターの外周部分に取り付けられたひしゃく状の部分のみがトレーに溜められた水に触れるというもの。ただし、MCK75J-Wに採用されているものから、形状が改良されており、加湿量は、650ml/hへとアップしており、加湿時の適用床面積は、プレハブ住宅の場合約18畳、木造住宅の場合約11畳となっている。除湿能力は6.3L/日となっており、適用床面積は、鉄筋住宅の場合約16畳、プレハブ住宅の場合約12畳、木造住宅では約8畳となっている。最大風量は6.5m3/分で、適用床面積は約25畳。

なお、当モデルにも光クリエールシリーズと同様にコンパクト脱臭カートリッジ「洗えるニオイとる〜ぷ」が付属する。