ペンタックス(HOYA)は、超音波モーターを搭載したデジタル一眼レフカメラ専用交換レンズ「smc DA 17-70mm F4 AL[IF]SDM」を7月上旬に発売する。価格はオープンだが、推定市場価格は6万5,000円前後。

DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM

今回発売されるDA 17-70mm F4は、ペンタックス ブランドのデジタル一眼レフカメラに装着すると、35mm判換算で26~107mmの焦点距離に相当する画角が得られる標準ズームレンズ。超音波モーターを搭載することで、静かで素早いオートフォーカスを可能とした(SDM機構)。オートフォーカスでのピント合焦後に、切替なしでマニュアルフォーカスの操作ができる「クイックシフト・フォーカスシステム」を採用している。ただし対応機種は、K20D、K200D、K100D Super、K10D(ファームウェアVer.1.30以降)となっており、そのほかのカメラに装着した場合、オートフォーカスは使用できない。

光学系にはハイブリット非球面(AL)レンズを2枚使用し、諸収差を補正。ズーム全域で開放F4となるF値固定タイプとし、望遠側でもボケを活かしたり、高速シャッターで手ブレを抑えた撮影を可能にしている。また、デジタル専用設計とすることで、ゴーストやフレアを徹底的に抑えた。

防塵防滴加工は施されていないが、ジョイント部にパッキンを備えることで雨などの水滴が入らないように考慮されている。またレンズ前面には、汚れに強いスーパープロテクトコーティングが施された。

レンズ構成はALレンズ2枚を含む12群17枚。絞り羽枚数は7枚。最小絞りはF22。フィルター径67mm。最短撮影距離はズーム全域で0.28mm、最大倍率は0.31倍。フォーカス時に前玉が回転しないインナーフォーカスを採用。サイズは75×93.5mm、重量は485g。花形フードが付属する。