ディリゲントはNative Instruments社のギター/ベースアンプ・シミュレータソフトである「Guitar Rig 3 XE」、およびオーディオインタフェースやDAWソフトもセットにしたオールインワンパッケージ「Guitar Rig Session」を6月1日に発売する。価格はオープンで、実売予想価格はGuitar Rig Sessionが2万9,800円前後、Guitar Rig 3 XEが1万2,800円前後。
Guitar Rig 3 XEは同社のギター/ベースアンプ・シミュレータソフトである「Guitar Rig 3 Software Edition」をベースとし、ギター/ベースアンプやエフェクト、プリセットなどを選りすぐって搭載したソフト。シミュレートできるアンプは5種類を搭載。キャビネットは12種類、エフェクトは21種類が用意される。ドラッグ&ドロップによりさまざまな機材を自由に接続できる「rack」コンセプトやライブビューといった基本機能は上位版となるGuitar Rig 3 Software Editionと同様で、内蔵型チューナなメトロノーム、2台のテープデッキといった機能も受け継いでいる。
Guitar Rig Sessionにはオーディオインタフェースである「Guitar Rig Session I/O」が付属。筐体は堅牢なアルミニウム製で、最高24bit/192kHzに対応。上位機種と同様にCirrus Logic製AD/DAコンバータを採用し、高音質を実現しているという。入出力端子はTRSフォンが2系統で、入力はギター/ベースの直接入力が可能なHi-Zインストゥルメント入力とキーボードなどを接続できるライン入力を切り替え可能。48Vファンタム電源供給にも対応したXLRマイク端子も用意される。パソコンとの接続インタフェースはUSB2.0で、電源供給はUSBバスパワーで行う。
「Guitar Rig Session」に同梱されるオーディオインタフェース「Guitar Rig Session I/O」。入力端子はライン入力、そしてギターやベースを接続するインストゥルメント入力と切り替え可能で、マイク入力も用意されている。電源はUSBバスパワーで供給、マイク入力はファンタム電源にも対応している |
Guitar Rig SessionにはGuitar Rig 3 XEとGuitar Rig Session I/Oに加え、2種類のフル・アコースティック・ドラム・キットを含むドラム音源「POP DRUMS」とSteinberg社のDAWソフト「Cubase LE 4」を同梱。製品を手にしてすぐに音楽制作を始めることが可能なパッケージとなっている
製品発表会では「fringe tritone」や「PERSONZ」としての活動でも知られるギタリスト、本田毅氏が登場してデモ演奏を披露。本田氏はGuitar Rig 2時代からのGuitar Rigユーザーだという |
Guitar Rig 3 XEおよびGuitar Rig Sessionの動作環境はWindows XP SP2/ VistaおよびMac OS X v10.4.x/v10.5。スタンドアロンに加え、プラグイン形式はVST、RTAS、AudioUnitsに対応する。またGuitar Rig 3 XEはGuitar Rig 3 Software Editionへのアップグレードも可能で、アップグレードキットの実売予想価格は29,800円前後となっている。