iPodをはじめとして、大容量タイプやワンセグ対応など多種多彩なモデルが続々と発表されているポータブルプレーヤー市場。今回の家電"売れ筋"週間ランキングでは、売り場面積約5,500坪で都内最大級の品揃えを誇るヤマダ電機 LABI品川大井町店の協力のもと、ポータブルプレーヤーとイヤフォンの売れ筋をチェックしていきたい。

3月25日~31日家電"売れ筋"週間ランキング - ポータブルプレーヤー編

順位 メーカー 型番
1位 アップル MA627J/B
2位 アップル MA980J/A
3位 ソニー NW-A919
4位 ソニー NW-E026F
5位 東芝 MEV41

Wi-Fiにも対応するiPod touch

売れ筋ランキング1位となったのは、iPod touch。2007年秋に日本での発売が開始されたiPod touchは、マルチタッチ対応の3.5インチ液晶搭載が最大の特長となっているポータブルプレーヤーである。現在、iPod touch は8GB/16GB/32GBの3タイプが用意されているが、今回選ばれているのは16GBタイプだ。

同店のオーディオ スーパーアドバイザー眞淵匡允さんに伺うと、iPod touch人気はCMなどのプロモーションの影響も大きいが「多彩なアプリケーションや持ち運びやすさの点で同製品はユーザーから高く評価されている」という。

オーディオ スーパーアドバイザー 眞淵匡允さん。iPod touch 、iPod nano 、ウォークマンの3台を所持しているという

傾向としてはiPod touchはサラリーマンをはじめとする男性、iPod nanoは20代~30代の女性に支持されているという。2位となったiPod nanoは8GBタイプのもの。4GBタイプとは違い、本体色が選べることが人気の理由らしい。そんなアップル製品優勢の中、健闘しているのがソニーのウォークマン。もともと"ソニーファンで"、という購入者も多いようだが、眞淵さんによると「製品本体に付属するイヤフォンが5,000円相当のイヤフォンと同等のもの」というあたりも、音質にこだわるユーザーの心をくすぐるようだ。また、5位の東芝のgigabeat(4GBタイプ)も含め、今回ランクインした全ての製品は16GB以下のモデルが選ばれており「普通に音楽を聴いて楽しむという場合には、16GB程度で十分と考えるお客様が多いようです」(眞淵さん)とのことだ。

またイヤフォンにおいては、1位、2位とも2,000円台前後(マイコミジャーナル価格情報)の製品がランクインしている。「とりあえず聴ければいいという感覚のお客様も多い」(眞淵さん)という一方で、5位のビクター製品など1万円を超える製品が若い男性を中心に支持されているのも確かだという。

順位 メーカー 型番
1位 ソニー MDR-EX32SP
2位 オーディオテクニカ ATH-CK31
3位 ゼンハイザー CX300
4位 オーディオテクニカ ATH-CKM50
5位 日本ビクター HP-FX500