NVIDIAによるGeForce 9800 GX2の発表を受け、グラフィックスカードメーカー各社より製品の発表が相次いでいる。
発表を確認できたのは、国内では玄人志向、リードテック ジャパン、エルザジャパン、そしてシネックスからXFXの製品、アスクからAlbatronとZOTACの製品など。このほか、日本国内での発表はまだされていないが、ASUSTeK、MSIもグローバルサイトで製品をアナウンスしている。ほか国内でも取り扱われる可能性のあるメーカーとしてはeVGA、Sparkleなどがそれぞれ製品をアナウンスしている。国内で販売される製品に関しては全てオープンプライスであり、店頭価格は8万円台前半~9万円台後半が予想される。
初回登場する多くの製品は、リファレンスに沿った仕様だ。GeForce 9800 GX2のリファレンスは、コアクロックが600MHz、シェーダークロックが1.5GHz、メモリが1GHz(データレート:2GHz)、メモリ容量は512MB+512MBの1GB、そして2スロットタイプの冷却機構を採用している。詳しい仕様はこちらの発表記事を参考にしていただきたい。
XFX製品に関してはオーバークロック・エディションも用意されている。まだコアクロックおよびメモリクロックが公表されていないが、より高いパフォーマンスを求めるユーザーは注目だ。そのほか、各社個別にゲームタイトル(体験版含む)や独自のユーティリティ等をバンドルしており、これらは製品選びのポイントとなるだろう。ゲームのバンドルを発表しているのは、リードテック ジャパン、エルザジャパンおよびZOTAC。リードテック ジャパンの製品には「Never Winter Night 2」、エルザジャパンの製品には「Crysis体験版(英語版)」、ZOTACの製品には「LOST(英語版)」が付属する。
製品名および型番は、玄人志向が「GF9800GX2-E1GHW/HD」、リードテック ジャパンが「WinFast PX9800GX2」、エルザジャパンが「ELSA GLADIAC 998 GX2 1GB」、XFXが通常クロックのスタンダード・エディションとして「PV-T98U-ZHF」とオーバークロック・エディションとして「PV-T98U-ZHD」、Albatronが「Albatron 9800GX2」、ZATACが「ZATAC 9800GX2」。
なお、ASUSTeKの「EN9800GX2/G/2DI/1G」およびMSIの「N9800GX2-M2D1G」もリファレンスに沿った仕様だが、グローバルサイトでのアナウンスでは、ゲームタイトルやユーティリティのバンドルが特徴に挙げられている。