シャープは13日、デジタルコードレスファクシミリ「fappy(ファッピィ)」シリーズより、かけてきた相手の名前や誰あての電話かを音声で知らせる「新・誰からコール」機能を搭載した4機種を発表した。発売は「UX-D58CL(子機1台)」「UX-D58CW(子機2台)」が2月29日、「UX-D28CL(子機1台)」「UX-D28CW(子機2台)」が3月7日を予定しており価格はオープン。市場想定価格が前者より3万円/4万円/2万6,000円/3万6,000円前後。

デジタルコードレスファクシミリ fappy(ファッピィ) 「UX-D58CL」

同「UX-D28CL」

「新・誰からコール」は、従来の「誰からコール」に、家族の誰あてにかかってきた電話なのかを電子音声で知らせる「誰あてコール」や、電話帳に登録していない電話番号からかかってきた際に、発信元を都道府県名で知らせる「どこからコール」といった機能を追加したもの。家族間で電話を取り次ぐ手間が省けるほか、相手がわからない迷惑電話を事前に察知できるとしている。

新機種のうち、「UX-D58CL」と「UX-D58CW」にはファクスの受信内容を液晶画面で確認してからプリントできる「見てからプリント」機能を備えており、記録紙やインクリボンの消費を効率化できる。また、全機種で原稿や記録紙を立てかけるトレイが本体内部に収納できる「しまえるトレイ」を採用した。これにより、通常時で296(W)×181(D)×86(H)mmのコンパクトサイズを実現しながら、A4サイズで約105枚のプリントが可能な33mインクリボンが使用できる。

さらには、セールスや勧誘などの迷惑電話を切ったりあやしい電話を録音できる「セキュリティ機能」を搭載している。このほか、体積で約50%、質量で約25%の小型化・軽量化や待機消費電力を約20%削減し約0.7Wとしたことにより省資源・省電力性能を向上させたという。質量は親機「UX-D58CL」「UX-D58CW」で約2.3kg、「UX-D28CL」「UX-D28CW」が約2.2kg。子機はいずれも約150gとなっている。