Appleは米国時間の11日、Mac OS X 10.5 (Leopard) のシステムアップデータ「Mac OS X 10.5.2 Update」を公開した。Mac OS X 10.5.1の内容も含むアップデータ (Combo) のファイルサイズは、クライアント版が約343MB、サーバ版が約382MB。AppleのWebサイトまたはMac OS Xの自動更新機能「ソフトウェア・アップデート」経由で入手できる。

Leopardが「Mac OS X 10.5.2」にアップデート

今回のリリースでは、Mac OS X 10.5.1の公開以降に確認されていた多くの不具合を修正。Finderでは、カラム表示したときや情報パネルで「ユーザーとグループ」を操作したときに異常終了する問題が解消された。カレンダーソフトのiCalでは、繰り返しの会議に対する応答が正確になったほか、キャンセルされた会議がカレンダーに残る問題も解決された。

Dock領域にフォルダを登録するLeopardの新機能「スタック」は、新たにリスト表示をサポートしたほか、フォルダアイコンをそのまま表示するか束の形で表示するか選択可能になった。自動的にファイルシステム全体をバックアップする「TimeMachine」は、状況をメニューバーに表示するオプションが追加されたほか、コンピュータ名にスラッシュまたは非ASCII文字が含まれている場合のバックアップの信頼性が向上した。

印刷機能もアップデートされ、スリープ状態になったときリモートプリンタが削除される問題が解決されたほか、一部のMicrosoft Officeアプリケーションを使用した場合のパフォーマンスが改善された。ほかにも、iChatやApple Mail、プレビューなど標準装備のアプリケーションに含まれていた不具合や、AFPネットワーク接続時にハングアップする問題が修正されている。

リスト表示が可能になった「スタック」