日本電信電話(NTT)とNTTレゾナントとは31日、ポータルサイト「goo」上の実験サイト「gooラボ」において、幼児の言語発達過程を音声や意味、月齢などの観点から検索・閲覧できる「こども語辞書」を実験的に公開すると発表した。同サイトには、幼児が発育段階で話す約5,000語の単語を集約しており、子育て中の親には有用なツールとなっている。

「こども語辞典」のトップ画面

こども語辞典で提供する約5,000語の単語は、NTTレゾナントの運営する妊娠・育児情報の会員用ポータルサイト「gooベビー」上の日記サービス「赤ちゃん成長ダイアリー」をもとに集約されたもの。会員ユーザーは「赤ちゃん成長ダイアリー」上で、「今日はじめて覚えた単語」を登録することができ、同社データベースには"子どもの言語発達データ"として統計処理されるようになっている。

同サービスでは、日本全国の幼児言語データを包括しているので、子どもがいつ、どんな単語を覚えていくのか多面的に調べられるという。例えば、子どもがしゃべる言葉の意味がよくわからない場合は、ある月齢時にどんな単語を覚える傾向にあるかをまとめたリストや、その言葉の音声から意味を予想できる検索ツールを利用して確認することが可能だ。さらに、音声(50音順)や意味のジャンル別、性別からも検索・閲覧できるので、子育て中の親には有用なサービスとなっている。

「ママ」の検索結果

「まんま」の検索結果

習得月齢や習得順序、次によく覚える言葉なども合わせて知ることができる

NTTレゾナントは今後、同サービスの基盤となったNTTのコミュニケーション科学基礎研究所と協力し、こども語辞書の拡張と洗練化を行うほか、発達心理学や脳認知科学、数理モデルの観点での言語発達過程の科学的解明を進めるという。また将来的には、言語発達過程の原理を応用した自然言語処理技術の研究開発に活かし、音声対話システムなどの研究開発につなげていきたい考えだ。