アビーは、ミドルタワーATXケース「AS Enclosure S1H」を発表した。同社初となるアルミ・スチールのハイブリッドモノコック構造、コンパクトなサイズ、豊富な拡張ベイなどが特徴。販売開始は1月24日より。オープンプライスで、実勢価格は29,980円前後。本体カラーはブラックとシルバーがラインナップされている。

AS Enclosure S1H

AS Enclosure S1Hの採用するハイブリッドモノコック構造は、外装の主要素材にアルミニウム合金を、メインフレームを含むシャシーの主素材にスティール合金を採用したもの。また、AS Enclosure S1Hではスチール部の肉厚が一般的な他のスチールケースよりも厚い1.6mmを採用することで、高剛性、制振性を実現しているとされる。

シャシー等がスチール、外装がアルミというハイブリッドモノコック構造

AS Enclosure S1Hでは、従来製品であるAS Enclosure S1と同様に、マザーボードを一般的なレイアウトと逆向きに設置する倒立構造を採用している。拡張スロットは5本。ベイは5インチが3基、3.5インチが2基、シャドウベイが4基。冷却には、直径12cm、1000rpmのケースファン2基をCPUソケット付近の前後に配置している。電源には一般的なATX電源を搭載可能で、標準では「PSUブラケットS」、より大容量の電源には付属の「PSUブラケットL」を用いることで対応する。

サイズは369(H)×203(W)×399(D)mmとマイクロATXタワー並みのコンパクトを実現。質量は約8.3kg。