米Dellは1月3日(現地時間)、新コンセプトに基づいたデザインディスプレイの新製品「Dell Crystal」を発表した。WSXGA+の解像度を持つ22インチのワイド型液晶ディスプレイのCrystalだが、従来製品との違いはその外観デザインにある。液晶パネル以外の部分のフレームを極力排除し、厚さ4ミリメートルの透明なパネルを製品全体にはめ込むことで、内蔵スピーカや操作パネルが空中に浮かび上がったように見える点が特徴。価格は1199ドルで、すでに出荷が開始されている。なお同製品は1月7日(現地時間)より米ネバダ州ラスベガスで開催される2008 International CESのDellブースでデモが行われる予定。

従来製品とは大きく異なるデザインが最大の特徴

デザインが大きな特徴のCrystalだが、1680×1050ピクセルのWSXGA+の高解像度、1:2000のコントラスト、98%の領域をカバーするTrueColor Technology、2msの反応速度など、PC用ディスプレイとしては比較的高いスペックを持っている。HDCPをサポートしたDVI/HDMI端子を持っており、HD映像出力用のディスプレイとしても利用可能。外部端子としてはサブウーハー出力のほか、USBポートを内蔵する。また200万画素のWebカメラとマイクを内蔵しており、ディスプレイを通してボイス/ビデオチャット等が可能。