Thursby Software Systemsは18日(米国時間)、Mac OS XをWindowsネットワークに接続するソフトウェアの最新版「DAVE v7」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.3以降、最新の10.5 (Leopard) にも対応する。同社オンラインショップでの価格は、119米ドル/ライセンスより。
今回のリリースでは、Mac OS X 10.5 (Leopard)に正式対応したほか、ファイル共有機能の自動終了を分単位で指定可能になった。ほかにも、Final Cut Proで2GB超のファイルを書き込めない問題や、名前に日本語を含むファイルを扱うとエラーが発生する問題などの不具合が解消された。
DAVEは、Windowsのファイル / プリンタ共有プロトコル (CIFS / NetBIOS)のMac OS X移植版。DAVEをインストールすることにより、Mac OS XでWindowsと互換性のあるファイル / プリンタ共有機能を実現できるほか、TCP/IPベースのWindowsネットワークへクライアントとして接続できるようになる。Mac OS X 10.2 (Jaguar)以降では、SMB/CIFSプロトコルのフリーな実装系「Samba」を標準装備しているが、NTLMv2やNTLMPSSなどのセキュリティ機能に対応することや、NTFSストリーム (1つのファイルに複数のデータストリームを保管するNTFS独自の機能) をサポートしている点で、DAVEが有利とされている。
DAVE v7のリリースにあわせ、Mac OS XをActive Directoryに統合させるためのクライアントソフトADmitMacもバージョンアップ、Leopardに正式対応した「ADmitMac v4」としてリリースされた。同社オンラインショップでの価格は、149米ドル/ライセンスより。