カシオ計算機が主催する電子キーボードの発表会「CMCフェスティバル2007」に参加したマイコミジャーナル編集部。その際、カシオ計算機の担当者から「電子キーボードなら、好きな曲を1日でマスターすることができますよ」と教えられ、東京都内にある電子キーボードの教室に潜入することとなった。果たして、本当に1日で曲を弾きこなすことができるのであろうか?

今回お邪魔したのは、JR浅草橋駅から程近いドゥ・ミュージック内にある「浅草橋キーボードクラブ」。生徒は年配の方が多く、なんと80歳の教え子もいるという。教室内に入ると、講師の上山晴美先生がにこやかに迎えてくれた。

浅草橋キーボードクラブの皆さん

そこで早速、レッスン風景を拝見させていただくことにする。教室内には5台の電子キーボードと2台のグランドピアノが置かれ、電子キーボードの前にはヘッドフォンをした生徒7人がそれぞれ熱心に何かを弾いている。上山先生が「どうですか」と生徒に一声かけると、ある生徒の方がヘッドフォンを外し、電子キーボードを弾き始めた。まず、年配の男性が弾いたのは八代亜紀の『舟歌』。いきなり演歌が流れたことに驚き、さらに演奏の上手さにびっくりする。う…うまい……。これは、まずいことになったと、冷や汗がどっと出てきた。上山先生がリズムやテンポを指摘するが、手直しをしなくとも十分に上手い気がした。つまり、指導といっても完璧にするための手直し、というレベルなのだ。

レッスンの模様(写真左が上山先生)。う…うまい……

続いて、同じく年配の男性が電子キーボードを弾き始める。曲はちあきなおみの『喝采』(ちあきなおみの代表曲で、日本レコード大賞を受賞している)。題名こそ知らなかったものの、曲を聞くとどこかの歌番組で聞いたことのあるメロディーだった。そしてやはり上手い。その後も往年の名曲のオンパレードとなる教室内。しかも、私よりもずっと年配の男性と女性が弾きこなしていく。もちろん、リズムや音程がずれることはあるが、ここは練習するための教室だから、本来はそれが当たり前だろう。そんなレベルの高い練習風景を見ているうちに、私は来る場所を間違えてしまったのだろうか……という思いが胸を去来し始める。