九十九電機は22日、台湾GIGABYTE製のオーバークロックPC「EAGLES」について、同日より販売を開始すると発表した。CPUの動作クロックを20%高速化し、水冷システムを搭載したというハイエンドデスクトップPC。価格は24万8,000円からで、九十九電機の各店およびノジマ相模原本店、い~でじ!!にて販売を行う。
通常、オーバークロック(OC)というのは自己責任が基本となる行為であるが、「GIGABYTE EAGLES」はメーカーがOCを保証した製品である。Core 2 Quad Q6600(2.4GHz)を搭載する「G-E500J」、Core 2 Duo E6850(3.0GHz)の「G-E700J」、Core 2 Extreme QX9650(3.0GHz)の「G-E900J」という3モデルが用意されており、これら全てでメーカー保証の元、CPUの動作クロックが20%高速化されている。
これを実現したのは、同社が「TURBO KEY」と呼ぶハードウェアOC装置だ。マザーボードは、EAGLES専用に開発したという「GA-TX38DUXH-GB1」(X38 Expressチップセット)が搭載されており、基板上のソケットにTURBO KEYを接続。CPU・チップセット・メモリの電圧やクロック等を制御することで安定したOCを実現したという。これにより、動作クロックはG-E500Jが2.4GHz→2.88GHzに、G-E700J/E900Jが3.0GHz→3.6GHzとなる。
自作ユーザーにとっても気になるTURBO KEYであるが、GIGABYTEによれば、このマザーボードの単体発売の予定はないという。今後の同社製マザーボードでも、今のところTURBO KEYを搭載する計画はないということで、ちょっと残念なところ。
OCによる発熱を冷却するために、CPUとノースブリッジでは水冷システムを導入した。こちらもハイエンドな仕様となっており、自動車でも使用されているSHOWA製の水冷液、デュアルクリップ仕様のEPDMチューブ、シナノケンシ製のハイパー圧力ポンプなどを採用。3年間の消費量を40cc以下に抑え、長期間のメンテナンスフリーを実現した。なおCPUクーラーは銅製、チップセットクーラーはアルミ製となっている。
そのほか、WD Raptor 150GB×2台によるRAID-0(G-E900Jのみ)、Corsair製のPC2-8500メモリ(G-E700J/E900J)、Radeon HD 2900 XTによるCrossFire(G-E900Jのみ)といった仕様も特徴。OSは全モデルでWindows XP Professional SP2を搭載した。
主な仕様モデル | G-E500J | G-E700J | G-E900J |
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CPU | Core 2 Quad Q6600 | Core 2 Duo E6850 | Core 2 Extreme QX9650 |
マザーボード | GA-TX38DUXH-GB1 | ||
メモリ | PC2-6400 2GB | PC2-8500 2GB | PC2-8500 4GB |
グラフィック | GV-NX88S640H-RH | GV-NX88X768H-RH | GV-RX29T512VH-B×2枚 |
HDD | Seagate 500GB | WD Raptor 150GB | WD Raptor 150GB×2台 |
空きスロット | PCI-E(x16)×1 | PCI-E(x16)×0 | |
PCI-E(x1)×3 | PCI-E(x1)×3 | ||
PCI×2 | PCI×2 | ||
価格 | 24万8000円 | 34万8000円 | 59万8000円 |
発売日 | 11月22日 | 2008年1月予定 |
G-E500JとG-E700Jの販売はすでに開始されており、ハイエンドモデルのG-E900Jは2008年1月の発売を予定している。日本国内では、GIGABYTE代理店のマスタードギガがサービス・サポート、九十九電機がマーケティング・販売を担当。すでにサポートセンターを立ち上げたということで、電話・メールなどで対応していく。