CFD販売は19日、同日発表されたAMDのネイティブ・クワッドコアCPU「AMD Phenom 9500/9600 プロセッサ」の発売を記念した限定生産アイテム「Phenom Ultimate KIT」を発表した。なお、記事掲載時点では販売開始予定日と価格はいずれも未定。

「AMD Phenom プロセッサ」のパッケージ。ちなみに「Phenom Ultimate KIT」のパッケージはPhenomのパッケージとそっくりなものが予定されているそうだ

Phenom Ultimate KITは、AMD Phenom 9600(2.3GHz)とDFIのAMD 790FXチップセット搭載ATXマザーボード「LP UT 790FX-M2R」、およびCFD販売の1GB容量のハイエンドメモリモジュール「FSX1066D2C-K2G」2枚組をセットにし、同社で動作検証を行った組み立てキット。1年間の保証が付属する。

AMD Phenom 9600の仕様は、型番はHD9600WCGDBOX、動作クロックは2.3GHz、L2キャッシュは512KB×4、L3キャッシュは2MB。TDPは95Wで、AM2+ソケットに対応する。

DFI「LP UT 790FX-M2R」の仕様は、ソケットがSocketAM2+、搭載チップセットがAMD 790FX+SB600で、最大帯域幅41.6GB/sの「HyperTransport 3.0」と従来のPCI Express 1.1の2倍の帯域幅を実現した「PCI Express 2.0」をサポートする。グラフィックス機能は内蔵しない。拡張スロットは、PCI Express x16とPCI Express x1スロットがそれぞれ1本ずつ、PCIスロットが3本という構成になっている。インタフェースはSerial ATA IIが6ポート、UltraATA/133が1チャンネル。SATA RAIDはRAID 0/1/10が利用できる。その他の機能はデュアルギガビットLAN、Realtek ALC888T HD Bernsteinサウンドチップなど。

DFI「LP UT 790FX-M2R」。サウスブリッジとノースブリッジのヒートシンクはヒートパイプで接続され、さらにバックパネルに露出された冷却フィンから放熱が行われる

CFD販売「FSX1066D2C-K2G」の仕様は、1GB容量のDDR2-1066 SDRAMモジュールを2枚セットにしたもの。タイミングは5-5-5でチップは選別品が搭載されている。また、モジュール表面にはヒートシンクが装着されている。

タイミング5-5-5で動作する1GBのDDR2-1066 SDRAMモジュール「FSX1066D2C-K2G」。赤いヒートシンクが印象的だ