アイ・オー・データ機器は、GPSレシーバー「NAVI CLIP」(USBGPS2)を発表した。発売は10月上旬の予定で、価格は2万4,200円(税別)。
NAVI CLIPは、サーフ社製GPS受信用チップ「starIII/LP」を搭載したUSB接続タイプのGPSレシーバー。従来モデルの「USB GPS」と比べて約1/5に小型化されており(約53(W)×11(H)×24(D)mm)、USBメモリーのような形状とサイズを実現している。
地図ソフト昭文社「Super Mapple Digital Ver.8 for I-O DATA」(DVD-ROM)も付属しており、本パッケージのみで、ノートPCを一種のカーナビとして使うことができる。一般的なカーナビと異なり、出かける前に、移動ルートや、目的地の情報などを検索して、そのままのデータを持ち出すことが可能だ。ただし、移動中にナビゲーション表示を行うことは可能だが、音声案内や自動再ルート検索の機能は搭載されていないため、ドライバーが操作するというよりも、助手席などに乗った同乗者が操作するという形になるだろう。
収録されているSuper Mapple Digital Ver.8 for I-O DATAは「Super Mapple Digital Ver.8」のサブセット版となっており、1/10000の詳細地図が含まれるのは、東京、愛知、大阪のみだ。また、製品版に含まれる1/5000、1/2500、1/1500などの地図も含まれない。しかし、製品版の地図ソフトを購入してそのPCにインストールすることで、さらに高度なナビゲーションも可能になる。対応ソフトは、昭文社の「Super Mapple Digital Ver.8」、ゼンリンの「電子地図帳Z[zi:] Ver.9」、アルプスの「プロアトラス SV3」。