マウスジェスチャーとショートカットキー

Operaのブラウジングに欠かせないのが、マウスジェスチャーとショートカットキーです。どちらもOperaの特徴的な機能なので、良く使う操作から少しずつ覚えていきましょう。

マウスジェスチャーは、主にマウスの右ボタンを押しながらマウスを動かし、ボタンを放した時の軌跡で操作する方法です。ボタンをクリックしなくても、マウス操作だけでブラウズ操作ができます。 例えば、右ボタンを押しながらマウスを左に動かして放すと「戻る」、右ボタンを押しながら右に動かして放すと「進む」の動作になります。また、右ボタンを押しながら下に動かせば新規タブが開き、リンクのあるところで同じ操作をすれば、リンク先を新しいタブで開きます。なお、最初にマウスジェスチャーを利用すると「マウスジェスチャーを有効にしますか?」と尋ねられるので、[はい]をクリックして有効にしましょう(図17)。

初めてマウスジェスチャーを行うと確認のメッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。[いいえ]をクリックした場合は、[ツール]メニュー→[設定]→[詳細]タブで「ショートカット」を選択し、「マウスジェスチャーを有効にする」にチェックを入れると利用できます(図17)

覚えておくと便利なマウスジェスチャーを以下にご紹介します。表内の矢印はマウスを動かす方向です。2つ以上並んでいる場合は、右ボタンを押したまま、一筆書きの要領で操作します。

「マウスジェスチャー」

動作 操作方法
戻る 右ボタンを押しながら←または
右ボタンを押しながら、左ボタンをクリック
進む 右ボタンを押しながら→または
左ボタンを押しながら、右ボタンをクリック
早送り 右ボタンを押しながら→↑
巻き戻す 右ボタンを押しながら←↓
ページを更新 右ボタンを押しながら↑↓
新しいタブを開く 何もない場所で、右ボタンを押しながら↓
リンクを新しいタブで開く マウスポインタをリンクに合わせ、右ボタンを押しながら↓
ページを閉じる 右ボタンを押しながら↓→または
右ボタンを押しながら→←→
開いているタブを一覧から選択して切り替え 右ボタンを押しながらホイール操作(上下)

また、ショートカットキーも覚えておくと便利です。Operaでは、良く使う機能は[Ctrl]キーを押さずに1キーで入力できます。例えば[Z]キーを押せば「戻る」、[X]キーを押せば「進む」などです(フォームなどに文字入力をしていない状態で入力しましょう)。以下に、覚えておくと便利なショートカットキーをご紹介します。

Operaショートカットキー

動作 操作方法
戻る Z
進む X
巻き戻す Shift + Z
早送り Shift + X
ページを更新 F5
開いているすべてのページを更新 Ctrl + F5
認証管理を利用してログイン Ctrl + Enter
新しいタブを開く Ctrl+ T
タブを閉じる Ctrl + W
タブを切り替える Ctrl + Tab
左のタブへ移動 1
右のタブへ移動 2
ページ内のテキストを検索 Ctrl + F
一致するテキストを次へ検索 Ctrl + G または F3
一致するテキストを前に検索 Ctrl + Shift + G または Shift + F3
全画面表示 F11
ウィンドウ幅で表示 Ctrl + F11
次のリンクを選択 A
前のリンクを選択 Q
選択したリンクを実行 Enter または Space
パネルセレクタとパネルの表示/非表示 F4
パネルの表示/非表示 Shift + F4

なお、Operaでは[Shift]+カーソルキーでページ内のリンクを移動することができます。IEやFirefoxのように[Tab]キーを何度も押してリンクを移動するのと違い、キーボードを使って感覚的にリンクを移動できるので便利です。